相場展望2月16日号 米国株: FRB利下げ観測後退と、AI懸念でハイテク株が売られ急落 日本株: 自民党圧勝のご祝儀相場⇒冷静さ取り戻し始める

2026年2月16日 13:31

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■I.米国株式市場

●1.NYダウの推移

 1)2/12、NYダウ▲669ドル安、49,451ドル
 2)2/13、NYダウ+48ドル高、49,500ドル

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●2.米国株:FRB利下げ観測後退と、AI懸念でハイテク株が売られ急落

 1)FRB利下げ観測後退と、AI懸念でハイテク株が売られ急落
  ・雇用統計が予想を上回り⇒FRBの利下げ観測後退⇒株売りを誘う基盤へ。
    ・FRB議長交代の5月までは、金利引下げは無い可能性高まる。
    ・金利引下げは、7月以降との見方強まる。

  ・シスコシステムズが▲12.3%急落し、アップル、エヌビディア、ブロードコム、アマゾンなど大型株に売りが波及した。
    ・シスコシステムズ、2~4月期粗利率が市場予想を下回った。
    ・グーグルが性能向上した生成AIの新モデルを発表したことで、AIが既存企業の業務を代替するとの懸念が再燃した。

  ・米国株の上昇を牽引する新主役の登場が待たれる。
    ・エヌビディアを脅かす新興AI企業に視点が移る可能性が出てきた。

●3.米国1月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.4%と、予想+2.5%を下回る(フィスコ)

 1)前月12月は+2.7%をも下回った。
 2)1月コア消費者物価指数は前年比+2.5%と、予想+2.5%と一致した。前月12月の+2.6%から下回った。

■II.中国株式市場

●1.上海総合指数の推移

 1)2/12、上海総合+2高、4,134
 2)2/13、上海総合▲51安、4,082

■III.日本株式市場

●1.日経平均の推移

 1)2/12、日経平均▲10円安、57,639円
 2)2/13、日経平均▲697円安、56,941円

●2.日本株:自民党圧勝のご祝儀相場⇒冷静さ取り戻し始める

 1)NYダウと日経平均の2/2⇒2/13の推移は、双方とも上昇も日経平均が勝る
  ・NYダウと日経平均の推移
          NYダウ    日経平均
    2/02    49,407ドル  52,655円
    2/13    49,500    56,491
    上げ幅   +93    +4,286
    上昇率   +0.18%高 +8.13%高

 2)衆院選挙後の推移
  ・NYダウと日経平均の推移
          NYダウ    日経平均
    2/06    50,115ドル   54,253円
    2/13    49,500     56,491
    変動幅   ▲ 615ドル安 +2,688円高
    変動率   ▲1.22%安  +4.95%高
  ・衆院選後では、NYダウはマイナスへ、日経平均は上昇幅を落とすも上げた。

 3)衆院選挙後の日経平均の推移・・自民党圧勝のご祝儀⇒冷静さ取り戻し始める
  ・日経平均の推移
    2/09   +2,110円高
    2/10   +1,286
    2/11   ▲10
    2/12   ▲697
  ・「高市トレード」から、利益確定売りへ
    ・海外短期投機筋が株価先物買いで株高となったが、利益確定売りを予想する。次は、海外短期投機筋による日経平均の下落が予想される。
    ・値がさの半導体・AI関連銘柄の値下がりに注意したい。

 4)日経平均寄与度上位5銘柄の推移
  (1)2/12、日経平均▲10円安、寄与上位5銘柄▲362円安
   ・寄与上位5銘柄     寄与上げ額   株価上げ幅
     アドバンテスト    ▲231円安   ▲865円安
     リクルート      ▲56     ▲555
     TDK         ▲37     ▲73
     東京エレクトロン   ▲20     ▲200
     ベイカレント     ▲18     ▲525
      合計        ▲362

  (2)2/13、日経平均▲697円安、寄与上位5銘柄▲536円安・占有率▲76.90%
   ・寄与上位5銘柄     寄与上げ額   株価上げ幅
     ソフトバンクG    ▲343円安   ▲427円安
     リクルート      ▲65     ▲649
     ファナック      ▲45     ▲269
フジクラ      ▲42   ▲1,255
     ネクソン       ▲41     ▲608
        合計      ▲536
   ・値がさ・半導体・ハイテク関連株に売りが目立つ。

●3.キオクシア、2026年3月期純利益+5,137億円、+88.7%増、市場予測上回る(ロイター)

●4.電通、2025年12月通期の純損益▲3,276億円の赤字、海外事業不振で無配(共同通信)

 1)海外事業で▲3,961億円。

●5.日産、2026年3月期最終損益▲6,500億円の赤字、2期連続の巨額赤字(読売新聞)

■IV.注目銘柄(投資は自己責任でお願いします)

 ・1893 五洋建設      業績好調
 ・2607 不二製油      業績好調期待
 ・7011 三菱重工      業績堅調(防衛・エネルギー・造船)

著者プロフィール

中島義之

中島義之(なかしま よしゆき) 

1970年に積水化学工業(株)入社、メーカーの企画・管理(財務含む)を32年間経験後、企業再生ビジネスに携わる。 現在、アイマックスパートナーズ(株)代表。 メーカーサイドから見た金融と企業経営を視点に、株式含む金融市場のコメントを2017年から発信。 発信内容は、オープン情報(ニュース、雑誌、証券リポート等々)を分析・組み合わせした上で、実現の可能性を予測・展望しながらコメントを作成。http://note.com/soubatennbou

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