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リコー、EV営業車を休日に近隣住民とカーシェアの社会実験 日産リーフ使用
リコージャパン高知支社に導入するEV(画像: リコーの発表資料より)[写真拡大]
リコーとリコージャパンは、リコージャパン高知支社に電気自動車(EV)2台と充電設備を導入し、近隣住民や観光客とカーシェアする社会実験を3月28日から1年間行うと発表した。社会実験では、EVを平日は営業車に使い、休日は近隣住民や観光客にカーシェアとして貸し出す。
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EVは、走行時に二酸化炭素を排出しないことから、地球温暖化対策に有効と考えられているものの、車体価格が高いため、普及が進んでいない。そこで社会実験では、営業車として導入したEVを、運用しない休日に近隣住民や観光客向けに貸し出すことで、EVの購入・運用経費を圧縮できるか検証する。効率運用により効果があれば、EVの普及が進み、事業所だけでなく、周辺地域も巻き込んで温室効果ガスの排出削減に貢献できる。
リコーグループは、地球温暖化対策に貢献するため、2050年に自社の経済活動で排出する温室効果ガスを排出ゼロとする「リコーグループ環境目標」を設定している。その実現のため生産工程の省エネルギー化や、再生可能エネルギーの活用などを進めている。
低炭素化は、リコー商品の製造・販売の工程だけでなく、商品使用時のエネルギー効率を改善することで、商品の客先での使用を含めたバリューチェーン全体を見据えて改善している。今回の社会実験も、リコーの環境目標達成に向けた活動の一環として企画された。社会実験では、事業所の活動に近隣住民を巻き込むことで、地域社会で一体となって、脱炭素社会の実現に向けた取り組み機運を醸成することも目指すという。
社会実験では、日産自動車の協力を受けて、日産リーフと、カーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」を活用する。
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