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ハイブリッド車、半数以上が好感 抵抗感も未だ拭えず
マイボイスコム株式会社は6回目となる『ハイブリッド自動車』に関するインターネット調査実施。ハイブリッド所有率は過去最大だったが、一方でハイブリッドに抵抗感を示す人も少なくない。[写真拡大]
マイボイスコムは、6回目の『ハイブリッド自動車』に関するインターネット調査を実施した。調査時期は2017年8月1日から5日の間で、同社のアンケートモニター11149名が対象であった。
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ハイブリット自動車の所有率は、調査開始以来最も多く21.6%であった。ハイブリッド車の所有状況には世帯年収が大きく関係しており、高収入世帯ほど所有率は高いという結果となった。ハイブリッド車を所有している人の中で、所有している車のメーカを調査したところ、「トヨタ自動車」が最も多く60.6%であった。次いで「本田技研工業」22.7%、「日産自動車」「スズキ」が各4~5%となっている。
ハイブリッド自動車のタイプは、「セダン」が最も多く34.6%、次いで「コンパクトカー」22.7%、「ミニバン」「ステーションワゴン」が各10%となっている。やはりトヨタのプリウス、アクアの人気がセダンやコンパクトカーの回答率を引き上げているとかんがえられる。
ハイブリッド自動車のイメージを質問したところ、「環境に良い」「燃費がいい」が多く5~6割であった。次いで「割高そう」が3割、「メンテナンスが大変」「高級感」が1割となっていて、コストやメンテナンス性においてネガティブなイメージを持っている人も少なからずいる。実際にハイブリッド車を所有している層では、「燃費がいい」が最も高くなり、次いで「維持費がかからない」「運転しやすい」と続く。
「ハイブリッド自動車の購入意向(今後車を買うなら、ハイブリッド自動車にするか、持っている人は継続してハイブリッド自動車を選択するか)」では、全体で34.0%の人が購入の意向を持っていた。そのうち、ハイブリッド自動車保有者が8割弱を占めており、ハイブリッド自動車を持ってない層では3割であった。ハイブリッド自動車を買わないとしている人は25.8%であった。
ハイブリッド車の購入に対しては賛否両論。賛成派では、「軽自動車よりハイブリッドのほうが、燃費が良い」「使い慣れている」といった意見が、反対派では「むしろハイブリッド自動車より電気自動車の流れでは?」「消耗品の交換がガソリン車より高い」「ガソリン車のほうが走っていて楽しい」といった声が見られた。
石油の枯渇が危惧されている昨今、ハイブリッド自動車の注目も年々高まっており、自動車のラインナップもハイブリッドが増加の一途を辿っている。ただ、ハイブリッドに抵抗を示す人も少なからずいる。ハイブリッドをより普及するためには部品代の削減や走りの楽しさなどが課題となるだろう。(編集担当:久保田雄城)
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