東京駅八重洲中央口の新街区「TOFROM YAESU」、2026年3月から順次開業へ

2025年12月26日 13:35

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TOFROM YAESUの完成イメージ(東京建物発表資料より)

TOFROM YAESUの完成イメージ(東京建物発表資料より)[写真拡大]

 JR東京駅八重洲中央口で整備が進む新街区「TOFROM YAESU(トフロムヤエス)」(東京都中央区八重洲)が、2026年3月から順次竣工し、施設が開業する。市街地再開発組合に組合員として加入する東京建物が明らかにした。

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 TOFROM YAESUは、約1万2,000平方メートルの区域をA、Bの2地区に分けて整備している。A地区には地下2階、地上10階建て延べ約約1万2,000平方メートルの複合施設「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム・ヤエス・ザ・フロント)」、B地区には高さ250メートルの地下4階、地上51階建て延べ約22万5,000平方メートルの複合施設「TOFROM YAESU TOWER(トフロム・ヤエス・タワー)」を建設中で、TOWER が3月、THE FRONTが7月に完成する。

 新街区は、TOWER 1階で東京駅や高島屋日本橋店が立地する日本橋地区と貫通道路で結ばれる。THE FRONTに商業施設とオフィス、TOWERにはバスターミナル、商業施設、劇場、カンファレンス施設、日本医科大健診ステーションなどが入る予定。

 TOFROM YAESUの商業施設は、売り場面積約6,000平方メートル。八重洲地下街と直結し、近隣商業施設と合わせて550以上の店舗が周辺に集まることになる。東京建物は八重洲を一大商業エリアに成長させる起爆剤を目指している。

 開業スケジュールは、3月にバスターミナルとハイグレードオフィスがオープンしたあと、6月に日本医科大健診ステーションが開業。秋には、TOWER内商業施設、TOWER13階に入居企業の働き手向け共用スペース、TOWER41階にスカイラウンジが登場する。THE FRONT内商業施設や劇場などその他の施設開業は未定だが、年明けから決定次第発表される。

 TOFROM YAESUは、国際都市の玄関口にふさわしい都市機能の強化を目指し、東京駅前八重洲一丁目東地区A、B両地区の市街地再開発組合が国家戦略特区事業として2021年から工事を続けている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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