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相場展望6月8日号 米国株: 5月雇用統計で就業者数増⇒金利引上げ観測⇒株価大幅下落 日本株: 米国株下落を受け、AI・半導体関連株相場の動向に注意
■I.米国株式市場
●1.NYダウの推移
1)6/4、NYダウ+874ドル高、51,561ドル
2)6/5、NYダウ▲695ドル安、50,866ドル
【前回は】相場展望6月4日号 米国株: トランプ氏にイラン攻撃の収拾ができるか?疑問 日本株: 新高値・新安値数は、日経平均の強さに比べて、弱い状況を示す
●2.米国株: 5月雇用統計で就業者数+17.2万人増⇒金利引上げ観測⇒株価大幅下落
1)米国5月雇用統計で就業者数+17.2万人増⇒金利引上げ観測⇒株価大幅下落
(1)米国雇用統計の好調を受け、米国経済の堅調さを示す。そのため、ガソリンなど物価上昇対策に注目が集まる。インフレ対策が最重要との見方が強まる。ウォーシュFRB議長は、トランプ大統領の金利引下げ期待に添えない見方が増。FRBは、「金利据え置き」⇒「金利引上げ」観測が高まる。市場金利は、金利上昇が始まる。
(2)米国10年債利回りが上昇
・6/1 4.443%
6/5 4.543
上昇幅 +0.100%高
上昇率 +2.25%高
(3)米国6/5、主要株価指数は大幅下落
NYダウ ▲1.35%安
ナスダック総合 ▲4.17 ・・1か月分の上昇分を消し去った
S&P500種 ▲2.65 ・・9週連続上昇止まる
フィラデルフィア半導体株 ▲10.30 ・・AI・半導体株が株価下落を主導
(4)金利上昇は、株価にとって「割高感」意識が高まるため、株価にとっては元凶
(5)特に、このところ急騰した「人工知能(AI)・半導体関連株」にとって大逆風
・年初から大幅な株価急騰したフィラデルフィア半導体株指数
・フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は、年初からの上昇率は96%と大きいため、失望材料が出ると売りが加速されやすい。
・フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の推移
年初 7,083
6/3 13,916
上昇幅 +6,833高
上昇率 +96.47%高
・フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の直近の推移
6/3 13,916
6/5 12,220
下落幅 ▲1,696安
下落率 ▲12.18%安
(6)6/5、ブロードコム▲12.58%安、1日で時価総額▲2,862億ドル・▲45.5兆円失う
・ブロードコム株価の推移
6/2 481ドル 前日比
6/3 479 ▲0.48%安
6/4 418 ▲12.58
6/5 385 ▲7.92
・決算発表の失望で、6/2⇒6/5の下落率は▲19.90%安と、大幅下落
人工知能(AI)ブームで株価急伸したが、4/15の水準まで落ち込んだ。
・「金利据え置き」⇒「金利引上げ」観測の高まりを受け、「株価割高」意識が高まるなか、決算発表内容が期待外れとなり、売り直撃を受けた。
(7)6/5、2025年4月のトランプ関税での急落以来の下げ
●3.スペースX、公開価格1株当たり135ドルを見込む、6/12にも上場(Moneyworld)
1)公開価格を135ドルとすると、IPO時の企業価値は1兆7,700億ドル程度となる。(約283.2兆円)。
●4.イスラエル国防相、レバノン南部での作戦継続を表明(ロイター)
●5.世界の中央銀行、外貨準備で「金」が米国債を30年ぶり逆転し首位(ABEMA)
1)ヨーロッパ中央銀行の報告書による、金と米国債の保有割合
2024年末 2025年末 増減
金 20% ⇒ 27% +7%増
米国債 25 ⇒ 22 ▲3%減
2)金価格の上昇や、地政学リスクから、中国やポーランド、インドなどが金の購入が進んでいることが背景にある。
■II.中国株式市場
●1.上海総合指数の推移
1)6/4、上海総合▲26安、4,057
2)6/5、上海総合▲30安、4,027
■III.日本株式市場
●1.日経平均の推移
1)6/4、日経平均▲931円安、67,470円
2)6/5、日経平均▲882円安、66,588円
●2.日本株: 米国株下落を受け、人工知能(AI)・半導体関連株相場の動向に注意
1)日経平均寄与上位:人工知能(AI)・半導体関連株相場の動向に注意
(1)6/4、日経平均▲931円安、寄与上位5銘柄▲987円安、占有率106.01%
・寄与上位 寄与額 下落率 株価下落幅
ソフトバンクG ▲755円安 ▲11.28%安 ▲938円安
イビデン ▲120 ▲8.14 ▲1,785
村田製作所 ▲42 ▲4.95 ▲516
フジクラ ▲39 ▲3.92 ▲196
リクルート ▲31 ▲2.79 ▲305
合計 ▲987
・中東情勢懸念と米国半導体ブロードコムの急落で利益確定売り優勢となり下落。
(2)6/5、日経平均▲882円安、寄与上位5銘柄▲957円安、占有率108.50%
・寄与上位 寄与額 下落率 株価下落幅
東京エレクトロン ▲423円安 ▲6.61%安 ▲4,210円安
アドバンテスト ▲339 ▲4.99 ▲1,405
イビデン ▲94 ▲6.92 ▲1,395
京セラ ▲52 ▲4.93 ▲193
信越化学 ▲49 ▲3.81 ▲291
合計 ▲957円安
・上昇寄与にはTDK+4.08%高、ソフトバンクG+0.66%高、キオクシア+1.59%高、トレンドマイクロ+7.28%高。上昇5銘柄の寄与額合計は+174円高。
・2日連続の「人工知能(AI)・半導体関連株」主導の株価下落は、嫌な感じを醸し出している。
2)仮想通貨ビットコイン下落
・「トランプ相場」の恩恵が消失
・ビットコイン(日本)の推移
12/30 87,485ドル
04/30 76,336
05/29 74,081
06/05 61,966
・ビットコインの下落は、市場の意識が低下してきていることの裏返し。
3)海外短期投機筋の手仕舞い売りが始まると、日経平均は大幅下落につながりやすい
・コロナショック後から6年あまり続いた強気相場が終わを示している可能性。
■IV.注目銘柄(投資は自己責任でお願いします)
・4188 三菱ケミカル 業績絶好調
・6523 PHS 業績絶好調
・6869 シスメックス 業績好調
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