J.フロントリテイリング、「神戸旧居留地25番館」買収 周辺の魅力向上に活用

2026年1月18日 16:11

印刷

J.フロント都市開発が取得した神戸旧居留地25番館(J.フロントリテイリング発表資料より)

J.フロント都市開発が取得した神戸旧居留地25番館(J.フロントリテイリング発表資料より)[写真拡大]

  • 位置図

 J.フロントリテイリングの子会社に当たるJ.フロント都市開発は、アクティビア・プロパティーズ投資法人から神戸市の商業施設「神戸旧居留地25番館」(中央区京町)を買収した。近くで営業する傘下の大丸神戸店と連携し、旧居留地エリアの魅力向上に活用する。

【こちらも】横浜の「HAMABOWL EAS」、「ハマボールビルディング」に改称しリニューアル

 神戸旧居留地25番館は1995年の阪神淡路大震災で被災し、廃業した旧オリエンタルホテル跡地に建つ地下3階、地上18階建て延べ約2万7,000平方メートル。低層階に米国発の高級衣料品店「バーニーズ・ニューヨーク」、高級紳士服の「ビームスハウスメン」、カナダ発の衣料品店「アークテリクス」、皮革製品の「ココマイスター」が出店している。高層階は客室116の「オリエンタルホテル神戸」が入居する。

 旧オリエンタルホテルは、明治時代初期の1870年、オランダ人実業家によって旧居留地で開業した日本最古級の西洋式ホテル。所有者が東洋汽船、来島どっく、ダイエーなどと移り変わり、営業場所も旧居留地内を転々とする中、昭和天皇やロシアのクロパトキン陸軍大臣、米女優のマリリン・モンローさんら著名人が相次いで宿泊した。

 神戸ビーフの名声を世界に広げたこともあり、神戸市を代表するホテルとなったが、阪神淡路大震災で大きな被害を受けて廃業した。神戸旧居留地25番館は2010年、その跡に商業施設として整備されている。

 旧居留地は神戸市の中心部に当たる三宮地区に西側に広がり、幕末の1868年の神戸開港から1899年まで在留外国人の居留地だった。西洋風の街並みが整備され、異国情緒を漂わせる観光スポットになっている。J.フロントリテイリンググループは大丸神戸店とのコラボで旧居留地エリアのにぎわい創出を考えている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事