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14期連続増収増益:エランに感じる「女性活躍」の理由
エラン(東証プライム)。全国の病院・介護施設を通じ、利用者にタオルなど生活品:CSセットのレンタルを展開している。「入院の折に知り、便利だと思った。がこれほど成長する企業とは思えなかった」と、かつて記した。
【こちらも】「ここまで成長するとは・・・」と驚嘆のエランの二の手・三の手
今12月期予想を含め14期連続増収増益。10期連続増配。最近の動向は2021年12月期「21.4%増収、35.3%営業増益、31.8%最終増益、2円増配9円配」、22年12月期「14.6%増収、21.2%営業増益、9.3%最終増益、2円増配11円配」。そして今12月期も「20.5%増収(437億円)、6.2%営業増益(36億円)、20.0%最終増益(25億円)、1円増配12円配」計画。
実績のなせる業と言えようが、業務拡充の多様的な展開が進んでいる。最近で言えば沖縄ツーリスト社の旅行積立金から、CSセット料金の支払いを可能にした。注力している病院向け電子カルテ事業では、病院経営支援システム会社との間に相互紹介で連携した・・・といった具合。
と同時に表現には語弊があろうが、エランの業務展開・拡充に私は「女性の匂い」を感じた。根拠は、と問われるといささか答えに窮するが・・・
◆CSセットの中には、入院先の院内服も含まれている。最近入院した当家の長らくの女性同居人は、「あの肌触りは一級品」と評した。年々歳々、新たな着衣が登場しているという。白衣をはじめメディカルアパレル企業として知られる、クラシコなる企業がある。エランはクラシコと共同開発を進めている。断じはしないが、「女性の臭覚ならでは」と私は確信している。
◆「えるぼし企業」、「くるみん企業」に認定されている。前者は「女性活躍企業」として、後者は「子育てサポート企業」として厚労相から認められた企業だ。
◆エランの取締役は監査役を除くと、櫻井英治社長以下5名。中に江守直美氏も名を連ねている。
エランの本稿作成中の時価は860円余。予想税引き後配当利回り1.1%強。今年に入っての値動きは3月2日の年初来高値(1088円)から6月15日の同安値(808円)まで調整を済ませ、戻り足基調。信用取引の倍率も9.75倍と人気を示している。
10万円もあれば単位株の取得が可能。好配当利回りを享受するのも一法。が2014年の初値で買い9年半余り保有していると、修正値ベースの株価パフォーマンスは4.6倍強。連続増収増配を続ける企業として、中長期保有株の仲間入りを果たしたとも捉えられるが・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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