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TSMC、売上高と純利益が過去最高も投資は削減方向へ
記事提供元:スラド
半導体メーカーの台湾TSMCが13日発表した2022年7~9月期決算は、売上高が前年同期比47.9%増の約6131億台湾元(約2兆8225億円)、純利益は79.7%増の約2809億台湾元と売上高と純利益のいずれも四半期で過去最高になったそうだ。CnBetaが報じたTSMCの製造プロセス別売上比率によれば、iPhone14用A15 Bionicや、iPhone14 Pro用A16 Bionicを製造する5nmプロセスの売上が最も多かったそうだ(共同通信、iPhone Mania)。
ただ一方で世界的なインフレや中国経済の減速を受けて、半導体市場の不透明感が増しており、通期予想の設備投資額を1割削減する方針も示している。iPhoneなどに使用されている5nmプロセスは好調なものの、PC向けなどに使用されている7nmプロセスは、フル稼働だった過去3年間と比べると、それほど高い水準ではなくなったとし、需要が弱まったとしている(日経新聞)。
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