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サニックス、ららぽーと福岡に太陽光発電を設置 商業施設の脱炭素化が加速
ららぽーと福岡に設置された太陽光発電(サニックス発表資料より)[写真拡大]
太陽光発電のサニックスは、福岡市博多区の福岡市青果市場跡地で25日に開業した大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」の屋上に、太陽光発電設備を設置した。太陽光発電の商業施設設置は政府が目指す2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)に向け、急速に拡大しているが、ロシアのウクライナ侵攻に伴う原油、天然ガス価格の高騰で今後、さらに加速しそうだ。
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サニックスがららぽーと福岡に設置した太陽光発電は、総容量148キロワット。遠隔監視システムを利用して発電量などのリアルタイムデータを提供するほか、異常を察知した際の点検を速やかに実施する。
ららぽーと福岡を運営する三井不動産、九州電力、西日本鉄道は、省エネルギー効率に優れた機器の導入やエネルギー源の多様化で災害に強く、環境負荷を軽減できる商業施設を目指している。サニックスの太陽光発電導入もその一環で、日中の館内使用電力などに充てる。
商業施設への太陽光発電導入は近年、急ピッチで進んでいる。セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂は、千葉県市原市の大型ショッピングセンター「アリオ市原」に大規模太陽光発電を導入。消費電力の25%程度をまかなっている。
イオングループは、大阪府藤井寺市の「イオン藤井寺ショッピングセンター」に太陽光発電を設置した。28日にオープンする北九州市八幡東区の「ジ・アウトレット・北九州」にも約1,000キロワットの設備を導入する方針。
ホームセンターのアークランドサカモトとシャープエネルギーソリューション、東京電力ベンチャーズ、三菱UFJ信託銀行は、宮城県名取市のホームセンター「ムサシ名取店」にオンサイトPPAモデル(第三者所有型)による太陽光発電を稼働させている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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