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佐賀県唯一の百貨店・玉屋が温泉掘削、既存館の大規模アップデートも
佐賀県唯一の百貨店である佐賀玉屋(佐賀市中の小路)が、新本館建設予定地で温泉掘削プロジェクトを始めた。将来のホテル機能だけでなく、百貨店でも利用して佐賀市中心部に温泉文化を楽しめる拠点をつくるのが狙いで、既存館内を大規模アップデートする「プレ・リモデル事業」にも着手した。
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温泉掘削プロジェクトは新本館建設予定地で地鎮祭を終え、今後本格的に作業に入る。温泉が出れば、新本館の建設に入る前から足湯の設置や大型の催事を通して街の新拠点として活用する。これと並行し、百貨店内での温泉活用方法も検討する。
プレ・リモデル事業では、佐賀県が唐津市や玄海町など北部にコスメ産業を集積し、自然由来のコスメ原料供給地を目指しているのを受け、佐賀玉屋独自のセレクトコスメブランド「SUMIHADA(スミハダ)」を南館1階にオープン。佐賀県や佐賀大学と連携して地産コスメの強化に乗り出す。香料専門店などと連動した体験型イベントも開く。
南館5階には、国産の紳士向けセレクトショップ「HI-FRONT(ハイフロント)」を開設し、バイヤーが選び抜いた逸品を販売する。デパ地下は「ライブ感」と「シズル感」をテーマに4月から刷新に入る。店内加工の寿司や惣菜をその場で楽しめるドリンクカウンターを設けるほか、グロサリー店の導入などで品ぞろえをこれまで以上に充実させる。
佐賀玉屋は江戸時代の1806年、現在の小城市で荒物店として創業した。昭和初期の1933年に佐賀市で百貨店を開業して以来、県民の暮らしを支えてきたが、郊外や福岡市の大型店との競争激化などから、売り上げが低迷し、2023年に京都市の不動産会社に身売りした。
新体制では、本館と南館、新館の3館体制のうち、新館以外をリニューアルすることを決め、本館の建て直しに入っている。新本館は1~4階を百貨店、5~10階をホテルとし、2028~29年の完成を目指している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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