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新幹線をリモートオフィスにする実証実験 JR東日本
JR東日本(東京都渋谷区)は2月1日から、新幹線でWeb会議が行える車両の実証実験を実施する。各企業と連携し、効率的なリモートワーク環境を整備。「リモートワーク推奨車両」を1両設定し、利用動向や課題を2月26日まで調査する。対象路線は東北新幹線で、期間中は誰でも追加料金なしで利用できる。
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個別のWi-Fiルーターはauが提供する。2社は「空間自在プロジェクト」を共同ですすめており、その一環という位置づけ。高速で高品質なLTE回線を利用できるようにした。
メガネ型のウェアラブルデバイス「JINS MEME」も、Think Labの提供で用意する。まばたきや視線移動をセンサーでキャッチし、集中状態を可視化。車内の限られた時間で効率的なリモートワークが行えるようにする。
ヤマハからは「スピーチプライバシーシステム」が提供される。「情報マスキング音」を流すことで、周囲への会話漏れを軽減する。プライバシーを守り、情報漏洩のリスクを下げるためだ。周囲の会話に「侵害」され、作業の妨げになる状態も防ぐ。通常、新幹線の座席では携帯電話などでの通話を禁じているが、Web会議や電話連絡が快適にできるようにした。
新型コロナウイルスの感染対策として、富士フィルムのアルコール除菌シートもそろえた。リモートワーク推奨車両の座席やテーブル、レンタル機器の除菌に使える。マスク着用の協力も求める。
乗客が実証実験に参加するには、乗車券・新幹線特急券を購入するだけでいい。座席指定は無いため、B席・D席以外の空いている座席を利用する。満席の場合は使うことができない。尚、利用者にアンケート協力を依頼し、回答すればJR東日本が運営するシェアオフィスの無料利用チケットをプレゼントする。
また、新幹線をオフィスとして活用し、駅からレンタカーで移動する利用者には「お仕事deレンタカー」のメニューをすすめる。レンタカーに、仕事をするための簡易テーブルなどキットをあわせたものだ。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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