レクサス・UX300e発売 日産・アリアと競合 いよいよ日本市場でもEV本格化?

2020年10月28日 10:46

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レクサス・UX300e(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

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 2020年10月22日、純電動車(BEV)であるレクサス・UX300eが発売された。いよいよ、日本市場でもEVの投入が本格化してくる。

【こちらも】レクサス初のEV「UX300e」、国内発売 2020年度は135台限定

・レクサス・UX300e: 全長4,495×全幅1,840×全高1,540mm、バッテリー54.4kWh
・日産・アリア: 全長4,595×全幅1,850×全高1,655mm、バッテリー65kWh/90kWh

 ボディサイズを比較してみると、日産・アリアより少しだけレクサス・UX300eの方が小さい。これはほとんど差を感じないぐらいだろう。四輪駆動「e-4ORCE」を用意している日産・アリアが、少しだけクラスが上なのであろうか?レクサス・UX300e が54.4kWhのリチウムイオンバッテリー、日産・アリアは65kWhと90kWhが用意されている。実用性においては、これで差が出るかもしれない。

 UX300eはレクサスブランドからの発売であり、❝「LEXUSのEVならではの上質な走りと静粛性」「高い機能性と利便性」「HVで培った電動化技術の高い信頼性」❞とトヨタでは発表している。

 日本市場ではBEVはまだ普及しないと見られているが、バッテリーの進歩があれば、航続距離の心配もなくなり一気に普及するかもしれない。しかし、バッテリーのリサイクル、発電設備の原子力を避けた自然エネルギーでの効率化など課題があり、市場では地球温暖化防止の切り札とは認識されていないようだ。

 それでも、モーター駆動の実用性の高さは思った以上で、BEVの実用車としての懸念は充電の問題に集中していくのだろう。レクサス・UX300eは、「2020年度分の販売台数は135台」と決められているようで、まだまだ本格的な販売体制とは言えない。

 レクサス・UX300eのプラットフォームは、バッテリーを床下に収めて重心を低く設定し、運動性能には好影響を与えている。だがガソリン車と比較すると200kgぐらい重くなっているようで、モーターのトルクの強さで実用域の走りを確保している。ショックアブソーバーの減衰力を調整したのは、車重の重さに対処しているのであろう。

 「アクセラレーションピッチコントロール」と称した機構で「ピッチ挙動」をコントロールするのは、このクラスのクルマとしては車重の重さがあり、ブレーキング時などで乗り心地を損なわないように調整しているからだろう。

 また回生ブレーキについては、日産・リーフのように0.2Gの減速に固定するのではなく、エンジンブレーキのフィーリングを持ったユーザーに違和感のないように、「ステアリングパドルによって4段階で調整」が出来るようにしている。これで坂道を下る時、アクセルを離すとエンジンブレーキを用いるようにシフトダウンのフィーリングが出れば使いやすい。

 レクサス・UX300eの価格は、バージョンC:580万円、バージョンL:635万円と、やはり車格に対して少し高いようだ。これでは本格的普及は先であろう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

関連キーワードレクサス(LEXUS)日産自動車地球温暖化アリア

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