トヨタとパナソニック、車載用角形電池事業に関する合弁会社の設立を決定

　トヨタ自動車とパナソニックが2019年1月22日、車載用角形電池事業に関する合弁の新会社設立に向けた事業統合契約および合弁契約を締結して以降、合弁会社の設立に向けた準備を進めてきた。このほど、合弁会社「プライム プラネット エナジー&ソリューションズ株式会社」の設立および合弁会社の概要が決定したとして、その概要を発表した。

　新合弁会社は、今後社会において、電池が自動車をはじめとする多様なモビリティにエネルギーを供給するためのソリューションとして、人々の暮らしを支える中心的な役割を果たすものと考え、同時に各種の環境問題解決に寄与する事業展開を行っていくとしている。

　また、新合弁会社はトヨタだけではなく、あらゆるユーザーに広く、かつ安定的に電池を供給するための事業構築を図る。

　本合弁会社の社名は、この地球を豊かでクリ-ンに保つために、多くの協力者と手を取り合いながら、電池というエネルギーの供給のみならず、幅広い付加価値・ソリューションを提供していくという強い決意を込めたものだという。

　東京本社は東京都中央区日本橋室町2丁目3-1に置き、関西本社は兵庫県加西市鎮岩(とこなべ)町194番地4に置く。

　事業の基本は車載用高容量/高出力角形リチウムイオン電池の開発・製造・販売および車載用全固体電池の開発・製造・販売に置く。新会社の資本金は未発表だが、出資比率はトヨタ51%、パナソニック49%で、従業員は中国子会社の2400人を含めて約5100人だという。(編集担当:吉田恒)

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