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大規模改装中の西武池袋本店、年内に新規18店を含む47店を順次オープンへ
そごう・西武は、旗艦店の西武池袋本店(東京都豊島区南池袋)で新規出店18店を含む47店を、年内にオープンさせる。家電量販大手のヨドバシホールディングス(HD)が土地、建物を取得したのに伴い、続けている大改装の一環で、7月に3階コスメティックスフロア、9月に地下1、2階のデパ地下を改装オープンしたのに続く第3弾になる。
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今回の改装では、1、2、4、6階のインターナショナルブティックゾーン、5階の時計・貴金属ゾーンで店舗が開業するほか、1階に関東最大級となる広さ約300平方メートルのフレグランスゾーンを設け、香りを得意とするブランドをブティック形式で集める。
出店店舗はフレグランスの「ディオール・オートパフューマリー」、「ブルガリ」、ファッションの「セリーヌ」、「モンクレール」、「コム・デ・ギャルソン」、ジュエリーの「ブシュロン」、「GEMサロン」、時計の「ダグ・ホイヤー」、クリスタルの「バカラ」、カフェの「ル・カフェ・ブノワ・ニアン」、「ラルフズ・コーヒー」など。
西武池袋本店は1940年、武蔵野デパートとして開業し、増築を重ねて現在、約8万8,000平方メートルの店舗面積を持つ。運営するそごう・西武が2023年、傘下に入っていたセブン&アイHDから米投資法人のフォートレス・インベストメント・グループに売却され、フォートレスと連携するヨドバシHDが土地と建物を取得した。
当初は2025年夏に全面改装オープンを予定していたが、資材費の高騰や建物の複雑な構造などから、投資額が大幅に膨らみ、オープンが遅れていた。全フロアの開業は2026年になる見込みという。改装の遅れで常連顧客の流出がうわさされており、西武池袋本店は巻き返しを図る構えだ。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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