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キオクシアとWD、銀行団1.9兆円融資で統合前進 SKの反対が課題
記事提供元:スラド
少し前にも話題にした半導体大手のキオクシアホールディングスと米国のウエスタンデジタル(WD)の経営統合交渉において、日本の三井住友銀行、他の二つのメガバンクと政策投資銀行が、合計1兆9000億円の融資を約束したと報じられている。キオクシアとWDは10月内の基本合意を目指している(時事ドットコム、Bloomberg、日経新聞)。
融資には、運転資金用の4000億円の融資枠に加え、3メガバンクと政策投資銀行が1兆5000億円を提供する。これらの借入金は統合に伴う融資の借り換えなどに充てられる予定。統合案では、新たな持ち株会社が設立され、WDの半導体メモリー部門とキオクシアがその傘下に置かれる。
ただ、この経営統合において、キオクシアに間接出資するSKハイニックスの同意を得る必要があり、現時点ではSKの同意が得られていない状況だ。SKハイニックスは統合が実現すると、キオクシアへの自社の影響力が減少し、統合会社がライバルとなる懸念があるため、条件交渉を続けているという。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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