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中国EVメーカー「BYD」とは? 9月20日に「ドルフィン」発売へ
ドルフィン(写真: BYDオートジャパン発表資料より)[写真拡大]
近年、新しいEVメーカーとして「BYD」が注目を集めている。中国でトップクラスの人気があり、2019年に日本上陸を果たした。今後日本のEV産業に影響を与えるかもしれないので、その詳細を知っておこう。
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BYDとは、中国でトップクラスの人気を誇るEVメーカーだ。乗用車やバスなど、さまざまな車種を市場に送り出している。2019年からは日本に進出し、2023年から日本法人が乗用車の販売を始めた。
BYDには、独自のEV製造ノウハウがある。創業時は携帯電話のバッテリー会社であり、環境性能やエネルギー効率に精通しているからだ。BYDは、自動車業界としては珍しいバックグラウンドを生かし、日本市場でもシェアを獲得する可能性がある。とくに電気技術に関しては、独自の強みを発揮するだろう。
2023年からは、3車種の乗用車を順次発売予定だ。すでに1月末には「アット 3」をリリースしている。スタイリッシュなSUVとして、注目を集めた。続いてEV「ドルフィン」が発売され、加えてセダンスタイルの「シール」も、2023年下半期にリリース予定となっている。
ドルフィンは、9月20日に発売予定だ。2モデルが発売され、コンパクトな通常版はモーター出力が70kWで、バッテリー容量は44.9kWhだ。WLTCモードでの航続距離は400kmになる。
一方でロングレンジ版はモーター出力が150kW、バッテリー容量は58.56kWh、航続距離は476kmである。ホイールベースが通常版より広く、車内空間に余裕がある一方、最小回転半径は5.2mとコントロール性能にも優れている。
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