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オンキヨー、主力のAV事業をシャープと米音響機器大手に売却
3月末に上場廃止見込みを発表していたオンキヨーホームエンターテイメントだが、26日にホームAV事業をシャープと米VOXX Internationalの2社に売却することで合意したと発表した(オンキヨーリリース[PDF]、朝日新聞、日経新聞)。
同社は4月末に既に協力関係にあった先の2社との間で譲渡する協議を開始すると発表していた(4月末のリリース[PDF]、PHILE WEB)。売却額は33億円となっている。事業譲渡による収益はホームAV事業に関連する債権者の弁済に当てられる。経営状況や資金繰りの問題については以後も厳しい状態にあるとしている。今後、残存する事業での協業先やスポンサーを継続していくとしている。日経新聞によれば、今後は車載向けスピーカーなどのOEM事業で再建を行う方針であるとしている。
あるAnonymous Coward 曰く、 朝日新聞の記事によると、債務超過で経営再建中のオンキヨーホームエンターテイメントは、主力の家庭向けAV事業をシャープと米音響機器大手のヴォックス・インターナショナルの子会社に売却すると発表したそうだ。
オンキヨーは生産拠点をシャープと共同経営していて、ヴォックス・インターナショナルの子会社とは製品販売で協業していたそうだ。
創業時からの事業であり主力事業を売却しなければならないのはよほど追い込まれているからだろうが、今後同社はどうするつもりなのだろうか。2社に売却ということで、事業や技術の切り売り、散逸、消滅もあり得るのではないだろうか。オンキヨーや、オンキヨーが買収していたパイオニアのAV機器や技術が今後どうなるかも心配である。
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