クルマは『ハンドルで曲がるべきか? アクセルで曲がるべきか?』それが問題だ (1/3)

2020年3月26日 09:00

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BMW 1シリーズ。(画像: ビー・エム・ダブリューの発表資料より)

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 長年、FRレイアウトに強いこだわりを持っていたBMWだが、1シリーズもついにFFとなった。イヤイヤ、「FFかFRか」などどうでも良いユーザーが大多数となった。いまさらFRなどにこだわる人は嫌われるし、だいたい「FFって何?」と尋ねられてしまいそうだ。

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 そのため、FF、FRなどの一応の説明をしておく。「クルマ通」とまではいかなくとも、この説明を必要としない人は読み飛ばしてほしい。つまり、「クルマはアクセルで曲がる」と思っている人はこの記事を読む必要はない。

 FFとは「フロントエンジン・フロントドライブ」、FRとは「フロントエンジン・リアドライブ」のことだ。さらに説明を要するのなら、「フロントエンジン」とはエンジンの装備位置のことで、前輪車軸よりもエンジン重心が前にあるエンジン装備法だ。

 このフロントエンジンが自動車の標準のエンジン装備位置になったのは、馬車の時代からのようだが、実際最初のクルマではミッドシップであったようだ。ミッドシップとは前輪車軸と後輪車軸の間にエンジンの重心がある装備法だ。すると、もう1つのレイアウトRRは「リアエンジン・リアドライブ」があることが分かってくる。

 クルマにはさまざまな装備位置があることは分かったはずだが、それぞれどのようなメリットがあるのかだ。かつてはFRが主流であったのだが、最近ではFFが多くなっているには、それなりの訳がある。

 まず前提として理解しておいてほしいことは、エンジンは「重量物」で、自動車は「高速で走るもの」であるということ。重いエンジンの装備位置によって、クルマの走る性能に大きな影響をもたらすこととなる。

 また、クルマは走る性能も大事だが、街乗りなど日常の使い勝手は最大の問題である。そこで、かさばるエンジンをフロントに押しこめてフロントの車輪を駆動すると、かさばるものが全てフロントに収まり、一方、室内には居住空間と荷室が大きく取れることとなる。

 つまりFFにすると、小型車ほどパッケージングが日常使用に都合よくなるのだ。そのため、BMWはこれまでFR形式をこだわり続けてきたのだが、最小の1シリーズだけをとうとうFFとしたのだ。

 しかし、「FFを嫌いFRが良い」とするドライバーたちは、単に「使い慣れているから」と言えなくもないのだが、やはり走る癖がそれぞれにあり、FRには運転のしやすさがあるのを知っている。「クルマはハンドルで曲がる」と思っている人にはこの区別は必要ないが、「クルマはアクセルで曲がる」と思っている人たちには、これは大問題なのだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

続きは: クルマは『ハンドルで曲がるべきか? アクセルで曲がるべきか?』それが問題だ (2/3)

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