JR大阪駅北側の商業施設「うめきたグリーンプレイス」、3月21日に開業へ

2025年2月21日 09:09

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うめきたグリーンプレイスの外観イメージ(JR西日本など発表資料より)

うめきたグリーンプレイスの外観イメージ(JR西日本など発表資料より)[写真拡大]

  • 位置図
  • 緑葉の広場
  • 緑辺の丘

 JR西日本グループは、JR大阪駅北側の再開発区域で整備してきた商業施設「うめきたグリーンプレイス」(大阪市北区大深町)を、3月21日に開業する。さらに、隣接する新大阪駅ビルのイノゲート大阪、都市公園併設の商業施設・グラングリーン大阪を結ぶ新たな歩行者デッキを4月11日に開通させる。

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 うめきたグリーンプレイスは、イノゲート大阪の北側に整備された3階建て施設で、売り場面積約3,800平方メートル。中央に1~3階吹き抜けの「緑葉(あおば)の広場」、東に緑に囲まれた大階段が3階まで続く「緑辺の丘」を設け、休憩や待ち合わせ、一息つける場所として利用できるようにするほか、2階にフードコートを設ける。

 出店するのは飲食中心の約20店。カフェの「ル・ピノー」、イタリア料理の「ヴォルタ」、ひつまぶしの「まるや本店」、ハワイアンレストランの「エッグスンシングス」、焼肉の「うしごろ」、スペイン料理の「ラ・ボデガ ー クチャレオ」など。

 1階の駅前広場は大型バスの駐車場を備え、大阪・関西万博の期間中、西日本ジェイアールバスが大阪市此花区の会場まで19便のシャトルバスを毎日運行する。石油大手のエネオスが二酸化炭素と再生可能エネルギー由来の水素で製造する合成燃料で走るバスも導入する。

 うめきたグリーンプレイスは、大阪市最後の一等地といわれた旧梅田貨物駅跡地再開発事業の一つで、JR西日本グループが整備している。地下には2023年に開業した大阪駅地下ホームがあり、おおさか東線や関西空港行き特急などが乗り入れている。

 周辺地上部ではJPタワー大阪、イノゲート大阪、エキマルシェ大阪ウメスト、グラングリーン大阪などが整備され、多彩な商業施設と都市公園が梅田地区に新たなにぎわいを創出している。JR西日本はデッキの整備で、うめきたグリーンプレイスが再開発区域の玄関としての役割を果たすことを期待している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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