イオングループの都市型商業施設「そよら入曽駅前」、3月にオープンへ

2025年2月17日 16:07

印刷

そよら入曽駅前のオープンイメージ(イオンリテール発表資料より)

そよら入曽駅前のオープンイメージ(イオンリテール発表資料より)[写真拡大]

 イオンリテールは、埼玉県狭山市に都市型商業施設「そよら入曽駅前」(狭山市南入曽)を、3月21日にグランドオープンする。西武新宿線の入曽駅東口にあり、3月末に入曽駅橋上駅舎が完成すれば、改札から1分で来店できるようになる。

【こちらも】イオンリテール、新潟市で「イオンスタイル」2店舗を3月にオープンへ

 施設が整備されているのは、2011年に閉校した入間小学校跡地約1万平方メートル。鋼板コンクリート2階建ての本棟、別棟で構成され、売り場面積が合計約5,800平方メートル。約150台分の駐車場と約300台分の駐輪場を用意する。

 核店舗はイオンスタイル入曽。埼玉県日高市で2011年にスタートしたイオン直営の日高農場から、朝採れのオーガニック野菜を直送するほか、カブや水菜、ラディッシュ、イチゴなど近隣で生産された埼玉産の地場成果物を取りそろえる。日本三大銘茶の狭山茶、日高市で生産されたハムなど埼玉県にこだわった商品構成にも力を入れる。

 専門店は9店が入居する。全国初出店となるのは、アミューズメントの「キニナルアソブル」。京都を中心に店舗展開する書店&カフェの「大垣書店」、ファーストフードの「バーガーキング」、100円ショップの「キャン★ドゥ」、イタリア料理の「サイゼリヤ」、総合デジタルショップの「テルル」などが登場を予定する。

 狭山市は入曽地区の小学校統合で入曽駅前に大きな空地が生まれたことを考慮し、跡地を活用した駅周辺の再開発を進めている。入曽駅周辺は1960年代から急速な宅地開発が進み、狭山市南部の拠点に成長した。これら宅地住民の利便性向上を目指し、狭山市は2022年、イオンと包括連携協定を結んでいる。

 入曽駅では3月末、橋上駅舎に加え、東口と西口を結ぶ東西自由通路、東口、西口双方に駅前広場が設けられる。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事