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「あしもと見守るくん」 後付けできる急発進制御機能、踏み間違い防止装置
「あしもと見守るくん」(画像:ワールドウィング発表資料より)[写真拡大]
やはり発売され始めた、後付け「踏み間違い防止装置」。ワールドウィングが、2019年9月中旬から「あしもと見守るくん」を発売すると発表した。クルマを運転していれば、踏み間違いはだれにでも起こりえる。後付けで手頃な価格で、しかも手軽に取り付けられるのなら、自車に装着したいと考えている人も多いだろう。
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ワールドウィングの「あしもと見守るくん」は前進でも後退でも機能するようで、停止または低速走行中、アクセルを間違って急激に踏み込むとクリープ状態までスピードを落としてしまうようだ。車速の検出とアクセル開度を測ってアクセル信号のキャンセルを行っているため、レーダーなどとの連動はなく、多くの車種に搭載可能のようだ。
筆者は時々発進から急加速するが、そのようなアクセル全開などの場合はキャンセルされてしまうようだ。不便かなとも思うが、安全運転にもちょうど良い。これまでも後付け装置が一部のメーカーから発売されているが、「あしもと見守るくん」は配線だけで取り付け可能であるなど便利だ。メカニカルにアクセルを横に動かすようにした装置などが発売されているが、値段が高くて操作の慣れが必要だった。
筆者も1度だけアクセルとブレーキを間違えたことがある。発進待ちの時左足でブレーキを踏んでいたが、間違ってアクセルを右足で踏んでしまったと思った瞬間、左足でブレーキを踏んでいたため事なきを得た。人間やはり間違えるものだと良い経験になった。しかし事故の可能性はだれにでもあるわけで、このような装置を取り付けることを皆さんにもお勧めしたい。
自動車メーカーは、このような装置を新車に装備するのに熱心なのだが、新車の買い替え需要を阻害するため後付け装置を開発したがらない。安全装置に対して、もっと積極的になってほしいものだ。
今回発売される後付け踏み間違い防止装置「あしもと見守るくん」は、200車種以上の車種に対応できているようで、前進時には10km/h未満、後退時は5km/h未満の踏み間違い時にクリープ状態に落とすようになっている。また、アクセルとブレーキを同時に踏んだ時には、ブレーキを優先するようだ。これからも、後続の各社の開発を楽しみにしている。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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