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ANAとJAL、成田~ウラジオストク路線開設を発表
全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は29日、成田~ウラジオストク路線を開設することを発表した。
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ANAは、20年3月(19年の冬ダイヤ期間中)に、日本の航空会社としては初めてとなる成田~ウラジオストク路線開設に向けて、最終調整を行うと発表した。ANAでは、45番目の路線として19年9月1日にはオーストラリアのパース、46番目には10月27日のインド・チェンナイに就航を予定しており、ウラジオストクは47番目の就航都市となる。
ANAがロシアへ就航するのは今回が初めてで、正式な就航日や運航スケジュール、機材は今後発表するとしている。機材は、ビジネスクラス8席・エコノミークラス138席の合計146席の小型機エアバスA320neoを使用するものと見られている。
ウラジオストクは2時間半で行ける日本から一番近いヨーロッパであり、古き良き時代のロシアの雰囲気を残す都市で、今後日本人観光客にとっても注目される観光地になるという。
一方、JALは20年3月29日以降の夏ダイヤ期間中の就航を予定しており、ボーイング737-800型機(ビジネスクラス12席、エコノミークラス132席の合計144席)の運航を予定している。1日1往復で週7往復のデイリー運航を行う。
JALは1973年に新潟~ハバロフスク路線を開設したことがあるが、現在は成田~モスクワ路線のみを週7往復運航している。ウラジオストクについてはかつてチャーター便を運航したこともあったが、定期便の運航は今回が初めてとなる。
JALは夏ダイヤの開始とともに同路線を開設したいとしているが、競合相手のANAが20年3月中に就航する予定とのこともあり、夏ダイヤ初日の3月29日にも就航させる可能性があるという。
17年1月に日本政府がロシアに対し短期滞在ビザの発給要件を緩和して以来、ロシアからの訪日客数も伸びている。こうしてANAとJALが相次いでウラジオストクという新規路線の開設を発表したことにより、日本とロシア両国の交流活性化にも寄与するか注目したい。(記事:kan1713・記事一覧を見る)
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