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日産とカナディアン・ソーラー、「リーフ」活用した太陽光発電製品で協業
日産のEV、リーフとカナディアン・ソーラーの次世代エネルギー蓄電パッケージを組み合わせた新たなソリューション「SOLIEV RIDE」の導入イメージ[写真拡大]
日産自動車と住宅・産業向け太陽光発電システムを販売するメーカーのカナディアン・ソーラー・ジャパンは、電気自動車「日産リーフ」と太陽光発電商品による新たな協業を行なうことで合意したと発表。
内容は、日産の電気自動車(EV)リーフとカナディアン・ソーラーの次世代エネルギー蓄電パッケージ「SOLIEV/ソリーヴ」を組み合わせた新たなソリューション「SOLIEV RIDE/ソリーヴライド」の販売促進活動を、それぞれの販売ネットワークにおいて行なうというものだ。EVと太陽光発電、専用蓄電池すべてを組み込み、融合させたソリューションによる新たな試みであり、CO2を排出しないクリーンな社会の実現に向けた、さまざまな試みのひとつといえる。
この「SOLIEV RIDE」を購入したユーザーは、太陽光発電で作られた電気を専用の蓄電池だけではなく、「日産リーフ」に充電することが可能となり、CO2排出ゼロ、エネルギーの自給自足を目指すことが可能となる。また、災害などによる停電時においても、太陽光発電および専用蓄電ユニットに蓄えられた電気に加え、「日産リーフ」の大容量バッテリーに蓄電した電気を利用することができ、電気代節約にもつながる。
「SOLIEV」は、太陽光発電(SOLAR)と蓄電池(リチウム/LITHIUM)、電気自動車(EV)を同時にコントロールできる蓄電パッケージとして、カナディアン・ソーラーが2018年7月に発売した商品だ。このパッケージでは、3種類のエネルギーそれぞれを効率よく活用し、エネルギーの自家消費に向けて太陽光による発電エネルギーを最大限に利用できる。今回の日産との協業により、このEVのやくわりとして「日産リーフ」を組み込んだソリューションが「SOLIEV RIDE」だというわけだ。
日産は、EV「リーフ」を開発・販売する電気自動車の先発メーカーとして、その普及によりゼロエミッション社会を実現し、社会の変革に取り組んでいく活動、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進している。2018年5月より、この活動を開始し、現在、多くの自治体や企業と地域や企業が抱える温暖化対策、観光、過疎、防災、そしてエネルギーマネジメントなどの様々な課題に対し、電気自動車の価値を活用し解決する取り組みを行なっている。今回のカナディアン・ソーラーとの協業も「ブルー・スイッチ」活動を通した、ゼロエミッション社会の実現に向けた新たな取り組みだ。
EV「日産リーフ」は、世界初の量産型電気自動車として2010年に発売。 そして、2017年秋に自動運転支援技術を搭載した2代目モデルを発売し、2018年4月に国内累計販売台数が10万台を突破した。今年1月には、バッテリー容量は62kWh、航続可能距離は初代の約3倍となるJC08モードで航続距離を570kmまで伸ばしたモデルをラインアップに追加している。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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