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スバルXV、「e-BOXER」を搭載した改良モデルを発売
■フォレスターに続きXVにも「e-BOXER」を搭載
スバルは「e-BOXER」を搭載した「スバルXV」の改良モデルを10月11日に発表。そして10月19日に発売する。
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今回の改良では、スバル独自の、2.0L直噴NA水平対向エンジンに電動化技術である「e-BOXER」を搭載したグレード「アドバンス」を追加した。「e-BOXER」は、モーターによるパワーでエンジンをアシストすることで、スムーズで軽快な加速感と高い走破性が、XVの持つ走りをさらに高めた。車両価格は1.6L車が213万8,400円)から、2.0L車が250万5,600円から。そして「e-BOXER」搭載の「アドバンス」は282万9,600円(価格はいずれも消費税込)となっている。
■マイルドハイブリッド「e-BOXER」の歴史
この「e-BOXER」、前モデルに設定された「XV HYBRID」と基本的には同じ、いわゆるマイルドハイブリッドである。「XV HYBRID」は、モーターをエンジンのアシストとして用いることで、加速感のある愉しい走りと、JC08モード燃費では、今回発表された「e-BOXER」を上回る20.0km/Lの燃費性能を両立させていた。
ところが発表された2013年当時、ユーザーがハイブリッドに期待するのは、トヨタのハイブリッド車に代表される低燃費。マイルドハイブリッドの燃費は通常のエンジンに比べて大きな差がないため人気がなく、現行モデルの発売時にはラインアップされなかった。
■新型フォレスターで成功体験
しかし、最近になって欧州を中心とした海外市場では、トヨタ式のフルハイブリッドではなく、マイルドハイブリッドをターボのようなダウンサイジングされたエンジンに採用することが主流になり、日本のユーザーの意識も変化した。その証拠に、2018年に入ってフルモデルチェンジされた「フォレスター」に同じ「e-BOXER」が採用されて好評を得ている。燃費は二の次で、走りの為のハイブリッドという考え方が受け入れられる土壌が出来たとして、今回の再登場となったのだ。
■「e-BOXER」搭載のアドバンスのスペック
エンジン: 水平対向4気筒2.0L
最高出力: 107kW(145PS)/6,000rpm
最大トルク: 188N・m(19.2kgf・m)/4,000rpm
モーター
最高出力: 10kW(13.6PS)
最大トルク: 65N・m(6.6kgf・m)
JC08モード燃費率: 19.2km/L
■XVその他の変更点
「アドバンス」専用となる特別感のあるブルーのインテリアや、瑞々しく透明感のあるブルーを表現したボディカラー「ラグーンブルー・パール」を新たに採用して、「e-BOXER」の存在感を高めている。
また一部のグレードを除き、後退時自動ブレーキシステムを標準装備とし、アイサイトセイフティプラスにサイドビューモニター機能を追加設定。オートビークルホールドも装備するなど、「総合安全性能」を一層高めている。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る)
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