関西電力、堺太陽光発電所の全区画で営業運転開始 CO2を年4千トン削減

2011年9月7日 16:43

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堺太陽光発電所 航空写真(関西電力 提供)

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 関西電力と堺市(大阪府)は7日、関西電力と堺市の共同事業である堺太陽光発電所について、同日、電気事業法に基づく使用前自主検査を終え、全区画が営業運転を開始したと発表した。同太陽光発電所は、平成22年10月に一部運転を開始していたが、今回全区画で営業を開始することで、国内最大の太陽光発電所となる。

 所在地は、堺市西区築港新町4丁5、6(堺第7-3区産業廃棄物埋立処分場内)。敷地面積は約21ha。出力は10,000kWで、発電電力量は約1,100万kWh/年(一般家庭 約3,000軒分相当)。CO2削減量は約4,000トン/年。

 同発電所は、平成21年12月に建設を開始し、平成23年10月に全区画の営業運転開始を目指していたが、約1ヶ月間工程を短縮して運転を開始する。

 堺市は、同事業を、低炭素都市「クールシティ・堺」の実現に向けた重要施策と位置づけ、事業を推進してきた。「今後は、これを契機に、一層の太陽光発電の普及を図っていく」という。

 また、関西電力は、「本発電所の建設や運用を通じて得られた知見を、今後、広く情報公開し、わが国の電力系統の供給信頼度のさらなる向上を目指すとともに、引き続き、太陽光発電の普及拡大に貢献していく」とコメントしている。

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