KDDIと楽天が電子マネー分野で提携、Edyを「auかんたん決済」でチャージ

　KDDIと楽天は29日、電子マネー分野を中心とするサービスの業務提携に向けた基本合意書を締結したと発表した。楽天の電子マネー「Edy（エディ）」を中心とした戦略的提携により、決済インフラの整備・提供をはじめ、双方の事業拡大と共同ビジネスの展開を図る。

　提携により、両社は、新コンセプト「Edy | au (エディエーユー)」を誕生させた。そのサービス連携の一つとして、8月4日から、「auかんたん決済」によるEdyチャージ機能の提供を開始する。auの携帯電話を契約していれば、Edyのチャージ金額をauの通信料と合算して支払うことができる。さらに、9月27日からは、オンラインで自動的にチャージができるスマートフォン上のサービス「Edyオートチャージ」でも「auかんたん決済」が利用できるようになる。

　また、今秋を目途に、「楽天市場」にも「auかんたん決済」を導入する予定。近年、ネット通販などにおける決済手段が、電子マネーやクレジットカードなど多様化しているため、決済手段を増やすことで利便性を高めるとともに、双方サービスの利用者拡大に努める。