日経平均、大引けは1857円安 米株安と原油高でリスク回避の売りが優勢

2026年3月23日 18:01

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記事提供元:エコノミックニュース

東京株、1800円超安の急落。5万1515円で引け、米インフレ懸念が重石に

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今回のニュースのポイント

・米株安と世界的なリスクオフ: 前週末の米国市場で主要3指数がそろって下落した流れを受け、東京市場でも朝方から売りが先行。原油高や金利上昇への警戒感が、投資家心理を冷やす一因となった。

・1800円超安の大幅な下げ幅: 寄り付きから大幅安となり、日経平均株価は前週末比1,857円04銭安の5万1,515円49銭で取引を終了。為替が一時1ドル=159円台前半まで動いたことも、自動車などの輸出関連株の重石となった。

・指数寄与度の高い大型株に売り: これまで相場を下支えしてきた大型株を中心に、利益確定やポジション解消の動きが強まった。後場も押し目買いは限定的で、指数全体として上値の重い展開が続いた。

 週明け23日の東京株式市場は、前週末の米国株急落や原油高を嫌気した売りが優勢となり、日経平均株価は大幅続落となりました。大引けの終値は、前週末比1,857円04銭安の5万1,515円49銭。先週からの下値模索が強まる展開となりました。

 下落の背景には、米国市場におけるインフレ再燃への警戒感などが挙げられます。原油価格の上昇や米長期金利の推移を受け、前週末の米主要指数がそろって下落。週明けの東京市場でもこの流れを引き継ぎ、リスクを避ける動きが先行しました。為替市場で一時1ドル=159円台前半で推移したことも、自動車などの輸出主力株にとって逆風となりました。

 指数の動きを見ると、寄り付きから1,700円を超える下げ幅を記録。その後も戻りは限定的で、方向感に乏しい一進一退の値動きが続きました。特に、指数への寄与度が高い大型株を中心に、利益確定やリスク回避のための売りが優勢となりました。後場に入っても全体を押し上げる力強さは欠いたまま取引を終えました。

 こうした短期間での大幅な調整は、投資信託やNISA、企業年金などを通じた資産評価額の目減りにつながりやすく、家計や企業のリスク許容度を低下させる要因となります。企業側にとっても、株価下落による時価総額の減少や資金調達環境の変化は、今後の設備投資やM&A、株主還元策といった意思決定において、慎重な姿勢を強める可能性があります。

 今後の焦点は、外部環境の落ち着きです。為替が今後どの水準で推移するか、また今晩の欧米市場が反発に転じるかどうかが重要になります。東京市場においては、海外投資家の先物売買動向を睨みながら、心理的節目に近い5万1,000円近辺で下値を固められるかが、明日以降の大きなポイントとなりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部)

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