スズキ、EVユーザーを囲い込みか? 「SUZUKI CHARGING SERVICE」開始

2025年12月5日 17:30

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記事提供元:エコノミックニュース

「SUZUKI CHARGING SERVICE」で配布する「スズキ充電カード」(写真左)、スマートフォン用「スズキ充電アプリ」(写真右)のいずれかを使って充電可能

「SUZUKI CHARGING SERVICE」で配布する「スズキ充電カード」(写真左)、スマートフォン用「スズキ充電アプリ」(写真右)のいずれかを使って充電可能[写真拡大]

 スズキは、同社のEVユーザー向けに便利な充電サービス「SUZUKI CHARGING SERVICE/スズキ充電サービス」を2025年12月1日より開始したと発表した。

 「SUZUKI CHARGING SERVICE/スズキ充電サービス」は、スズキ販売店(2025年12月1日時点118店)のほか、全国各地に設置された「エコQ電」に対応している公共充電器が利用できる便利なサービスだ。

 利用方法はこのサービスで用意する「スズキ充電カード」を充電器にかざすか、スマートフォン用「スズキ充電アプリ」を使って充電できる。また、アプリの「充電器マップ機能」で自車両位置近くの充電器を探すことも可能。

 「SUZUKI CHARGING SERVICE/スズキ充電サービス」の会員登録料・月会費は無料で、充電料金は利用する充電器ごとに設定された金額で利用できる。

 また、「SUZUKI CHARGING SERVICE/スズキ充電サービス」の開始にあわせて、スズキのEV購入から3年間、スズキ販売店の充電器を特典料金で利用できるサービスを開始する。さらに、利用料金の支払い用クレジットカードとして「スズキカード」を設定すると、毎月の利用で貯まったスズキポイントが、スズキ加盟店での利用に使える。加えて、スズキ販売店の充電器利用時にも使うことができるサービスも開始する。

 自動車メーカー各社は、自社EVユーザーを独自の充電サービス&システムで囲い込みを狙ってさまざまな施策を繰り出してくる。スズキ販売店では、前述のとおり充電量に応じた従量課金に対応し、スズキ販売店の一部で特典料金での利用が可能(スズキEV購入~3年間)で、「スズキカード」を利用料金の支払い用クレジットカードに設定すると、貯まったスズキポイントがスズキ販売店の充電器利用時にも使用が可能となる。(編集担当:吉田恒)

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