【QAあり】ブシロード、連結業績予想を上方修正 第2四半期はTCGやライブエンタメ、MDが売上・利益を牽引し増収増益 

2025年2月21日 09:12

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記事提供元:ログミーファイナンス

【QAあり】ブシロード、連結業績予想を上方修正 第2四半期はTCGやライブエンタメ、MDが売上・利益を牽引し増収増益 

【QAあり】ブシロード、連結業績予想を上方修正 第2四半期はTCGやライブエンタメ、MDが売上・利益を牽引し増収増益 [写真拡大]

本発表でお伝えしたいこと

木谷高明氏(以下、木谷):株式会社ブシロード代表取締役社長の木谷です。今回はスライドに記載の3点に関してお伝えしたいと思います。まず、2025年6月期第2四半期の決算についてご説明します。

要約損益計算書(連結)

第2四半期は、売上高が134億5,700万円で、前年同期比プラス29億200万円、営業利益が12億1,500万円で、前年同期比プラス14億3,000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が11億8,300万円で、前年同期比プラス14億6,900万円となりました。

TCG(トレーディングカードゲーム)ユニットやライブエンタメユニット、MDユニットが売上と利益を牽引し、増収増益となりました。

TCG ユニット 2025年6月期第2四半期トピックス・今後の見通し

TCGユニットでは、『ヴァイスシュヴァルツ』で大型商品を多数販売しました。また10月に発売開始した『五等分の花嫁 カードゲーム』も、当初の想定より多くのお客さまに手に取っていただくことができており順調です。

また、弊社のオリジナルIPである『カードファイト!! ヴァンガード』も前年を上回る勢いで売上増となっています。

ライブエンタメユニット 2025年6月期第2四半期トピックス・今後の見通し

ライブエンタメユニットは前期に大型ライブイベントを4日間開催したため、前年同期比で減収となっていますが、引き続き順調です。

後ほどご説明しますが、第4四半期には大型ライブイベントも控えているため、今後もご期待いただければと思います。

MDユニット 2025年6月期第2四半期トピックス・今後の見通し

MDユニットは引き続き好調となりました。『バンドリ!』の物販催事やライブグッズを中心に、多くのみなさまに商品を手に取っていただくことができました。

またフィギュアブランド『PalVerse』も、国内外ともブランドが少しずつ浸透しています。

2025年6月期 連結業績予想の上方修正

エンターテインメント事業が順調な状況を受け、弊社は業績予想を上方修正することとしました。

修正後の業績予想では、売上高510億円、営業利益30億円、経常利益30億円、親会社株主に帰属する当期純利益は15億円としています。

FY25 後半 BanG Dream! Ave Mujica 国内外へ展開!

続いて、下期以降についてご説明します。まず第一にご期待いただきたいのが、現在放送中のテレビアニメ『BanG Dream! Ave Mujica』と、それに関連したイベントや商品の展開です。

現在は『BanG Dream! Ave Mujica』、そして前作の『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』を1人でも多くのお客さまに知っていただきたいと思い、広報・宣伝活動に力を入れています。

TCG ユニット FY25後半も複数新作TCGリリース! 様々なIPファンの皆様にアプローチ!

次いで、TCGやコンソールゲームで新作を多数展開し、パイプラインを増やしていきます。スライドはTCGの展開スケジュールです。

新たに5タイトルをすでに展開、またはこれから展開する予定で、それぞれのTCGを新しいお客さまにアピールできると考えています。

コンテンツユニット コンソールゲーム~FY25 3Q 2本リリース&VN中心にオリジナルIP開発中~

また、コンソールゲームについてもスライドのとおり、バラエティ豊かなタイトルを発売していきます。第2四半期は発売がありませんでしたが、第3四半期は2本発売します。

そして2025年1月30日に『カードファイト!! ヴァンガード ディアデイズ2』を発売しました。前作の『カードファイト!! ヴァンガード ディアデイズ』に続き、前作を上回る勢いで順調に販売を続けており、世界中の多くのお客さまに楽しんでいただいています。

以上が、下期以降のトピックスです。海外展開も引き続き頑張っていますが、今回はお伝えしたいことが盛りだくさんになってしまったため、次回の決算発表の際にご説明できたらと思います。

2025年6月期 連結業績予想の上方修正

今回修正した業績予想では、売上高の進捗率が50.5パーセント、営業利益の進捗率が57.5パーセントとなっています。

質疑応答:TCG戦略の手応えについて

質問者:TCGの手応えや今後の打ち手について教えてください。

木谷:TCGに関しては、次の3つを戦略のポイントとして考えています。1つ目は、新規タイトルを継続的にリリースしていき、新しいお客さまの獲得やブシロードのTCGのマーケットシェアを拡大させることです。

2つ目は、弊社が長年続けているタイトルのマーケットを、さらに拡大することです。『ヴァイスシュヴァルツ』は16年、『カードファイト!! ヴァンガード』は15年(※商品発売は2011年、プロジェクトの展開は2010年より始動)続いています。特に『カードファイト!! ヴァンガード』は自社IPで、アニメも現在非常に多くのお客さまに喜ばれています。

カードゲームアニメ、ひいてはホビーアニメの作品は、昨今本当に少なくなってきました。アニメまで展開しているカードゲームである『カードファイト!! ヴァンガード』を、より一層高みに持っていきたいと考えています。

3つ目はやはり海外展開です。今年の重点地域として、昨年と同様にまず中国を考えており、さらに力を入れていく方針です。簡体字版の『ヴァイスシュヴァルツ』と『カードファイト!! ヴァンガード』も、ともに順調に伸びています。

さらに新たな重点地域に東南アジアを加え、深耕・開拓を積極的に進めていく計画です。欧米に関しては今戦略を策定中であり、追ってまたご報告できるかと思っています。

以上この3つを、それぞれTCGの今後の打ち手として考えています。全体的に世界中から手応えを感じており、特に今展開しているアニメ『BanG Dream! Ave Mujica』がTCGになったものも、非常に多くの注文をいただいています。

弊社の2大自社IP『バンドリ!』、『カードファイト!! ヴァンガード』を中心に、TCGビジネスも大きくなっていくと考えております。

質疑応答:スポーツユニットの今後について

質問者:スポーツユニットが軟調に推移していますが、現在の感触や今後の打ち手については、どのようにお考えですか?

木谷:スポーツユニットに関して、プロレス団体を運営する法人としては、具体的に国内では新日本プロレスとスターダム、海外では新日本プロレスのアメリカの現地法人があります。

1つ目のプロレス団体の新日本プロレスは、今ベテランが活躍しながらも世代交代を一方で進めているという、いわば転換期にあります。昨年と今年を転換期と捉えているため、そろそろ新しい姿が見えてくるのではないかと思っています。

来年1月4日の東京ドーム大会では、現在の新日本プロレスリングの棚橋社長も選手としての引退を迎えます。そのためこの試合では、満杯札止め、4万5,000人程度の動員数を当面の目標として考えています。

2つ目のプロレス団体のスターダムに関しては、昨年の前半に選手の離脱もあり、社長も交代し、新しい体制となって進んできました。その体制から新しく活躍する選手等も現れ、今まさに盛り上がりつつあるところです。

みなさまにはこの2団体を、もう少し見ていていただきたいと思います。いずれの団体も今上り調子に入っている状況です。

木谷氏からのご挨拶

以上が2025年6月期第2四半期決算発表のご説明となります。引き続き頑張っていきますので、応援のほど、何卒よろしくお願いします。本日はありがとうございました。

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