イオン今治店、全館リニューアルで「そよら今治馬越」にブランド変更へ

2024年9月11日 17:08

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そよら今治馬越の宣伝チラシ(イオンリテール発表資料より)

そよら今治馬越の宣伝チラシ(イオンリテール発表資料より)[写真拡大]

 イオンリテールは、愛媛県今治市の「イオン今治店」(今治市馬越町)を11月中旬に全館リニューアルし、都市型ショッピングセンターブランドの「そよら今治馬越」に変更する。近くに売り場面積がより大きい「イオンモール今治新都市」が開業していることもあり、すみ分けを図ったものとみられ、27の専門店が出店する。そよらブランドの店舗出店は中四国では初となる。

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 そよら今治馬越は、売り場面積約1万3,000平方メートル。1999年に「今治サティ」として開業し、長く今治市民の暮らしを支えてきたが、古いスタイルで整備されたショッピングセンターだったこともあって、全面リニューアルする。核店舗のスーパー「イオンスタイル今治馬越」をはじめとする飲食、物販など27店舗が登場、地域拠点となる広場も整備する。

 主な出店予定店舗は、愛媛県初出店となるイタリア料理の「サイゼリヤ」や、ダイソーの3ブランド融合店となる「ダイソー」「スタンダードプロダクツ」「スリーピー」の複合店。0歳児から遊べる全天候型遊び場の「ザ・キッズ」、今治市初出店のメガネの「T.G.C」、ゲームセンターの「GiGO」。その他、焼肉の「じゃんじゃか」や、フィットネスジムの「FIT365」、英会話の「NOVA」、ホットヨガスタジオの「LAVA」など。

 今治市は、しまなみ海道の四国側に位置する人口約15万人。四国では4県の県庁所在地を除く都市で最大の人口を誇り、タオル製造や造船業で知られている。

 イオングループは、都市再生機構と今治市がしまなみ海道の今治インターチェンジ周辺の丘陵地で約170ヘクタールの土地を造成した今治新都市で、2016年に約5万4,000平方メートルの売り場面積で約120店が出店するイオンモール今治新都市をオープンした。

 中心市街地の一角に位置するイオン今治店から車で5分ほどの距離にあり、20年以上前のコンセプトで整備されたイオン今治店を、子育て世帯や単身者に狙いを絞った今風の都市型ショッピングセンターに改めることにしたとみられる。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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