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日産とホンダが戦略的提携の検討を開始 電動化や知能化で
共同会見を行った日産の内田誠社長(左)とホンダの三部敏宏社長(写真:本田技研興業の発表資料より)[写真拡大]
日産自動車とホンダは15日、自動車の電動化や知能化を見据え、戦略的提携の検討を開始する覚書を締結したと発表した。
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15日には共同で記者会見を開催。NHKの報道によると、会見内でホンダの三部敏宏社長は「両社の強みを持ちあい、将来的な協業を見据えた検討が必要と考え今回の合意に至った」と協業の経緯を語った。一方日産の内田誠社長は、新興メーカーの自動車市場での快進撃から、「時代の変化はますますはやくなり、悠長に構えている余裕はない」と協業の必要性を述べている。
日産とホンダはすでに、国内でEV分野における実績を残している。日産はリーフやアリアといったEVが話題になり、ハイブリッドでは「e-Power」という電動技術が注目されている。
ホンダもHonda eというコンパクトなEVを販売(2024年1月に生産終了)。またハイブリッドではe:HEVという独自のテクノロジーが話題だ。
両社の協業検討は、それぞれのEV開発のノウハウを生かし、よりよい車づくりの可能性を探るためだろう。
今後は、新しい自動車社会の実現に向けて、ソフトウェア開発や環境対応技術などの強化が重要としている。両社では、自動車車載ソフトウェアプラットフォーム、EVのコアコンポーネント、商品の相互補完など、幅広い視野で提携を検討する。
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