長崎の新大村駅前開発「サクラミライ新大村」、「無印良品」など出店へ

2024年1月10日 16:14

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サクラミライ新大村の完成イメージ(大和ハウス工業発表資料より)

サクラミライ新大村の完成イメージ(大和ハウス工業発表資料より)[写真拡大]

 大和ハウス工業、日本エスコン、イズミが西九州新幹線の新大村駅前で整備している複合施設「SAKURA MIRAI SHIN ŌMURA(サクラミライ新大村)」(長崎県大村市植松)に、商業施設9店の出店が新たに決まった。生活雑貨・食品の「無印良品」などで、店舗は3月以降順次開業し、2025年春に全面開業する予定。

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 サクラミライ新大村は、約2万5,400平方メートルの敷地に商業施設5棟、分譲マンション2棟から成る延べ約2万8,000平方メートルの複合施設。商業施設は以前から出店が決まっていたスーパー「ゆめマート」のほか、無印良品、カフェの「スターバックス」、クリーニングの「ホワイト急便」、クリニックの「上田皮ふ科」、フィットネスクラブの「フィットイージー」、調剤薬局の「新大村薬局3号店」など9店が登場する。

 大和ハウス工業が商業施設、日本エスコンが分譲マンション、イズミがゆめマートの整備を担当している。分譲マンションは全191戸。2024年11月に完成する。商業施設は地域に密着したサービスの展開を目指して出店店舗を決めた。

 開発場所は大村市が西九州新幹線の開業を受け、魅力ある都市拠点づくりを目指して土地区画整理事業を進める一方、駅前市有地の活用事業提案を公募していた。2022年に大和ハウス工業など3社の提案を採用して基本協定を結んでいる。

 長崎県は急激な人口減少に直面しているが、大村市は50年連続で人口が増え続けている。2023年12月末現在の人口は約9万9,000人。長崎市や佐世保市のベッドタウンとしてマンション、宅地開発が進んでいるうえ、交通の便が良く、福祉が充実している。このため、子育て層の転入が目立ち、住民獲得では長崎県内で独り勝ち状態になっている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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