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京阪・枚方市駅前の再開発、複合施設名称が「ステーションヒル枚方」に
大阪府の枚方市駅周辺地区市街地再開発組合が進める駅前再開発のうち、駅北東側の第3工区で整備が進んでいる複合施設の名称が「ステーションヒル枚方」(枚方市岡東町)に決まった。組合員として参加する京阪ホールディングスなどが明らかにしたもので、商業、オフィス、ホテル、住宅、行政などの機能を備えて2024年夏ごろから順次開業する。
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ステーションヒル枚方は、鉄筋コンクリート一部鉄骨29階建て延べ約9万7,000平方メートル。高さ116メートルで枚方駅前の新たなランドマークタワーとなる。名称は古くから京都へ向かう京街道と奈良へ通じる磐船街道が分岐する交通結節点だったことにちなむ「ステーション」に、枚方市に丘が多いことから発想した「ヒル」を加えた。
低層階は商業施設となる。売り場面積は駅北側の第1、第2工区、既存の高架下商業施設「京阪枚方ステーションモール」を含めて約4万平方メートルで、約120店が集う。このうち、ステーションヒル枚方には、バンダイナムコアミューズメントの屋内アスレチック施設「トンデミ」が関西初出店するほか、京阪ザ・ストアのサステナブルスーパー、京阪百貨店の新業態コスメ専門店「ナナイロボーテ(仮称)」の出店が決まった。
7~11階は京阪電鉄の事務所。12~15階は賃貸オフィスになる。19~26階は「世界で唯一の4つ星ホテル」をコンセプトとするカンデオホテルズが入る。大阪市と京都市の双方を一望できる眺めが人気を呼びそうだ。このほか、賃貸タワーレジデンスの入居者募集が年明けから始まる。
京阪グループは「食・住・遊」が融合した拠点にする考えで、枚方市の街づくりに貢献し、京阪沿線全体の魅力向上につなげたいとしている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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