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フリービット、2Qは各セグメントで非常に好調に推移 「SiLK VISION 2024」に基づき、引き続きさらなる事業展開へ
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2024年4月期第2四半期決算説明会
清水高氏:フリービット株式会社取締役副社長CFO清水でございます。2024年4月期第2四半期決算説明資料につきまして、私のほうから報告させていただきます。
連結子会社(ギガプライズ社及びその子会社)決算期変更に係る影響
まず第2四半期の連結業績につきましてご報告いたします。2024年4月期のトピックでもございますが、連結子会社のギガプライズグループが、2024年4月期につきましては決算期変更になりますので、それに基づいて決算数字の影響が一部発生することになっております。
第1四半期でもすでにお伝えしているところではございますが、スライドに記載した図には、決算期変更による影響をわかりやすくするために、決算期変更を含む値とそれを除外した値である「決算期変更影響除外値」が併記されている部分でございますので、その点をご留意いただければと思っております。ちなみに、第2四半期までというところにつきまして、ギガプライズグループでは7ヶ月分を組み込んで行っております。
2024年4月期 第2四半期 連結業績サマリ
第2四半期連結業績サマリでございます。売上高につきましては、会計上の実績値で270億7,300万円、営業利益につきましては、会計上の実績値で30億7,100万円となっております。
戦略投資を除いた金額として「ベース利益」と表現しており、34億9,900万円となっております。経常利益につきましては、会計上の実績値で30億1,400万円、ベース利益につきましては34億4,100万円となっております。
親会社株主に帰属する四半期純利益は19億8,000万円となっており、1株当たり四半期純利益につきましては99円22銭となっております。
もし、ギガプライズの決算期変更がなかった場合の6ヶ月分で比較した場合につきましても、売上高で12.2パーセント増でした。会計上の営業利益でも36.2パーセント増であり、第2四半期は前年度と比較して非常に大きな伸長ができました。
会計上の実績値につきましては、増減率の比較が難しいところもございますので、短信等はバー表示させていただいております。増減率を括弧で記載しておりますが、こちらの数字を見ていただいてもわかるとおり、第2四半期は非常にいい数字を示すことができたかなと思っております。
2024年4月期 第2四半期トピックス
第2四半期のトピックスでございます。売上高につきましては、各セグメントで非常に好調な数字となっております。特に、「フリービットのB2Bモバイルサービスにおけるサービスの規模拡大」「フルスピードグループの主力事業であるアフィリエイトサービスにおける顧客獲得」、また引き続きではございますが、「ギガプライズの主力事業である5G Homestyle」の提供戸数が順調に推移しております。
各セグメントの主要事業の業績が非常に大きく伸びましたので、前年同期比で19.9パーセント増となっております。
営業利益につきましては、2024年4月期につきましても引き続き戦略投資を実行しております。売上高のほうで説明したとおり、各セグメントとも増収となり、そちらの結果も踏まえて、営業利益につきましては前年同期比で56.6パーセント増となっております。
四半期純利益につきましては、営業利益並びに経常利益の伸びと、一過性の特別利益を計上している部分もございますので、最終的に前年同期比で134.8パーセント増というかたちで着地しております。
以上を踏まえて、主に第2四半期までの数字を反映させるかたちで、業績の上方修正を実施しました。また、これに併せて、今まで未公表だった2024年4月期の配当予想を発表させていただいております。こちらにつきましては、前期と比べて大幅な増配となりました。
我々は、次期中期経営計画につきましては配当還元にとどまらず、ステークホルダーのみなさまとの関係性の強化と還元強化の取り組みを計画していきたいと考えております。こちらの配当予想の修正につきましては、それを前倒しするかたちで発表させていただいております。
詳しくは、「web3におけるステークホルダーコミュニティの実証実験『One Vison』のスタート」の内容も含めて、石田CEOのほうから、次期中期経営計画『SiLK VISION 2027 pre 1』の動画も公表させていただいておりますので、ぜひそちらも併せてご視聴いただければと思っております。
前年同期比差異分析 売上高
前年同期比の差異分析でございます。まず売上高でございます。企業・クリエイター5G DX支援事業のアフィリエイト事業を中心に、全セグメントで堅調に推移しております。前年同期比で実績19.9パーセント増の、270億7,300万円という着地になっております。
前年同期比差異分析 営業利益
営業利益は、引き続き戦略投資を実行しております。5G生活様式支援事業を中心に、すべてのセグメントで堅調に推移しており、前年同期比で実績で56.5パーセント増、ベース利益で43.5パーセント増という大幅な増大で着地しております。
2023年4月期と2024年4月期の戦略投資内訳
「SiLK VISION 2024」では、パフォーマンスゾーンに加えて、今まで行っていなかったインキュベーション事業、かつ、トランスフォーメーションゾーンを育成して、今後の成長ドライバーにしていきたいという意図を含めて、戦略投資を積極的に実行しております。
2023年4月期につきましては、総額で12.8億円を実行しております。2024年4月期につきましても、一定規模で行っていくことを発表させていただいているとおり、戦略投資を継続的に実施しております。
2024年4月期につきましては、第2四半期までの数字を発表させていただいております。主に、「TONE」および「TONE Labo」のユーザーの獲得、かつ、インキュベーション事業促進のための施策を実行しているところでございます。特に第2四半期につきましては、新たに「LIVING TOWN みなとみらい」に関するプロジェクト関連費用も新たに計上しております。
前年同期比差異分析 経常利益
続いて、経常利益でございます。こちらにつきましては、ベース利益の好調な推移を踏まえて、前年同期比で実績67.0パーセント増、ベース利益で50.8パーセント増というかたちで着地しております。
前年同期比差異分析 親会社株主に帰属する四半期純利益
親会社株主に帰属する四半期純利益でございます。経常利益の増加に加えて、第2四半期に投資有価証券売却益と関係会社売却益という部分を計上しておりますので、この部分が特別に入っております。そちらを含めて、前年同期比で実績134.8パーセント増の19億8,000万円という数字で着地しております。
連結業績サマリ BS比較
バランスシートの比較でございます。先ほど申し上げたとおり、第2四半期までで19億8,000万円の当期純利益を計上しております。それに加えて、期末に運転資金の大きな借入を行っており、そちらの運転資金の返済も進んでおります。それを加味しまして、自己資本比率につきましては27.8パーセントとなっております。
前期末が22.9パーセントでしたので、それと比べると5パーセント弱の改善を実現できております。
1人当たり売上高・営業利益
1人当たりの売上高・営業利益につきましては、これまで業績が好調というところも踏まえて、前期を上回る数字で着地する見込みとなっております。
セグメント別構成
セグメント別の業績でございます。繰り返しになりますけれども、全セグメントにおいて増収増益となっております。
【業績進捗】5Gインフラ支援事業(モバイル革命領域)
まず、5Gインフラ支援事業でございます。
5Gインフラ支援事業 業績進捗
こちらにつきましては、B2B固定網のサービス利用が減少や、人材投資を積極的に行っておりますので、人件費の増加の影響はありましたけれども、B2Bモバイルのサービスの利用増につきましては継続的に伸長しております。
かねてから申し上げているとおり、B2Bモバイルにつきましては、売上単価の下落が継続しております。増収効果につきましては限定的になってはおりますけれども、規模の拡大ができておりますので、利益貢献というところでは、継続的に大きな利益増の要因になっております。
それを踏まえて、前年同期比19.9パーセントの利益増の10億3,800万円というベース利益の着地となっております。
5Gインフラ支援事業 モバイルサービスについて
B2Bモバイルのモバイルサービスにつきまして、先ほど売上単価が下落しているとご説明しましたけれども、やはり提供戸数は順調に伸びております。
我々に限らず、MVNO事業者はデータ通信を主力に手掛けてきたという過去がございますけれども、直近では音声通信もセットにした販売を行っており、その比率を徐々に高めていっているところでございます。
特に今期につきましても、音声サービスをセットにして、お客さまから非常にたくさん需要をいただいており、そのような結果としての会計数字の着地となっております。
【業績進捗】5G生活様式支援事業(生活革命領域)
続いて、5G生活様式支援事業でございます。
5G生活様式支援事業 業績進捗
こちらにつきましては、「5G Homestyle」の堅調な推移と、さらに前年同期にTONE事業の店舗網拡大のためにかなり拠出していたこともございますけれども、そこにかかる一時費用が一巡しました。これらの結果、前年同期比61.0パーセントの利益増の、20億1,700万円となっております。
今期につきましても戦略投資を継続して実施しております。その部分で、特にこちらのセグメントの戦略投資が主力になっておりますけれども、それに加えて「TONE」並びに「TONE Labo」ユーザーの獲得を継続して行っております。
ただ、こちらの事業につきましては、今後「TONE」のOpen化という施策を実行していく予定となっております。TONE Open化を行うことによって、iPhone向けにつきましてはすでに実行しているものを、Androidにつきましても、我々が提供する既存の端末以外のものも幅広くお客さまに選んでいただけるようなかたちで提供できると考えております。そのため、この部分を下期に向けても行っていきたいと思っております。
一方で、TONE Open化した場合、我々が販売する端末ではなくなってくることもございますので、来期以降は、売上としてはその部分が少し減っていく可能性がございます。
5G生活様式支援事業 業績進捗
「5G Homestyle(GPG)」の重要指標の提供戸数に関して、9月末までで提供戸数を7.8万戸増加することができておりまして、累計提供戸数113万戸を実現できております。
5G生活様式支援事業 トピックス
トピックスでございます。9月30日に「LIVING TOWN みなとみらい」の第1期オープンを実施しております。「LIVING TOWN みなとみらい」につきましては、「5G Homestyle」などを体感できるテストベッドとしての取り組みを行っていくかたちで考えております。
我々の考える生活様式「5G Homestyle」を体感・体験できる拠点として、順次展開していきたいと思っております。その第1弾という意味も込めて、防犯・防災・見守り機能を搭載した次世代街灯「Secual Smart Pole」の設置も行い、その部分を含めて実証実験をしていければと思っております。
5G生活様式支援事業 トピックス
新規サービス等々についてでございます。ギガプライズの主力事業として、集合住宅向けのインターネット接続サービスが既存事業の柱になっておりますけれども、やはり集合住宅以外の戸建て市場も一定のマーケットボリュームがあるため、戸建て住宅向けのソリューションを開拓しております。
2023年4月期につきましては戸建ての分譲住宅向けのソリューションを提案させていただいておりますけれども、今回は戸建ての賃貸住宅向けのサービス提供を開始しました。
それに加えて、ギガプライズ内の不動産事業のセグメントに一致しますけれども、社宅管理代行サービスを行っております。集合住宅向けISPの大手提供先であるデベロッパー向けソリューションの提案の一環でもございますけれども、こちらの社宅代行サービスにつきましても新規のお客さまをしっかりと伸ばすことができている状況でございます。
【業績進捗】企業・クリエイター5G DX支援事業(生産革命領域)
続いて、企業・クリエイター5G DX支援事業でございます。
企業・クリエイター5G DX支援事業 業績進捗
こちらにつきましては、アフィリエイト事業が好調に推移しております。 スライドの数字も見ていただいてもわかるとおり、インターネット広告市場の需要が弱含みにあっても、きっちりとお客さまの獲得が進んでおり、増収を実現できております。その結果として、粗利増にもつながっております。
フルスピードグループにつきましては、2023年4月期前半に100パーセント子会社化しております。その影響で販管費の削減も実現できております。そちらを踏まえ、前年同期比の38.9パーセントの利益増で、4億5,300万円のベース利益で着地しております。
企業・クリエイター5G DX支援事業 トピックス
トピックスでございます。インターネットマーケティング支援ツールにつきまして、新機能の提供開始を行っております。生成AIを使ったライティングツールの提供開始と、「ブランドセーフアフィリエイト」の新機能の追加も行っております。
これは我々サイドの業務効率化も、お客さまサイドの業務効率化にもつながっていくソリューションとなっております。お互いにコストパフォーマンスのよい結果を出せることを意図しまして、サービス提供を行っております。
また、当セグメントのインキュベーション事業である「StandAlone」につきましてもクリエイター向けのサービス展開が順次進んでおります。
これまでの坂口健太郎さんや赤楚衛二さんといった著名なクリエイターに加えて、スライド右側に記載しておりますクリエイターの方々につきましても、新しいサービスの展開を行っております。今後も順次、このようなクリエイターの方々とタッグを組んで、サービスの展開ができればと考えております。
中期経営計画『SiLKVISION 2024』
連結業績見通しについてでございます。我々、フリービットグループは中期経営計画『SiLK VISION 2024』に基づいて、2024年4月期も事業の展開、進捗を行っております。 『SiLK VISION 2024』では連結売上高500億円、連結営業利益50億円を目指すというかたちで進めております。
2024年4月期連結業績進捗(期初業績予想)
スライドは2024年4月期の期初業績予想に対する業績進捗でございます。売上高に加えて各段階利益も、すべて計画を上回って推移しております。
売上高は、期初業績予想500億円に対して54.1パーセントの進捗、営業利益は、期初業績予想50億円に対して61.4パーセントの進捗となっております。親会社株主に帰属する四半期純利益は、期初業績予想25億円に対して79.2パーセントの進捗となっております。非常に大きな進捗状況になっております。
2024年4月期 通期連結業績予想の上方修正
それを踏まえて、本日、連結業績予想の上方修正をさせていただいております。これまで報告させていただいた第2四半期までの数字を、基本的に反映させた内容となっております。「フリービットを中心とするB2Bモバイルサービスの規模拡大」「アフィリエイトサービスの顧客獲得」「『5G Homestyle』のサービス提供戸数の伸び」の結果を踏まえた数字になっております。
スライドの表に、業績予想の修正内容を記載させていただいております。修正後の売上高は530億円、営業利益は55億円、経常利益は52億円、親会社株主に帰属する当期純利益は30億円、1株当たり当期純利益は150円27銭となっております。
ギガプライズの決算期変更の影響を除外した値を、併せて記載させていただいております。ギガプライズの決算期変更がなかった場合につきましても、『SiLK VISION 2024』の当初目標を上回る数字に着地できる見通しで、今のところ考えております。
2024年4月期の配当予想について
上方修正を踏まえまして、配当予想も修正させていただいております。2024年4月期の配当予想は、1株あたり27円で発表させていただいております。
前期の1株あたり8円から考えて、3倍強の大きな配当数字の上方修正になっていると思っております。上方修正後の1株当たりの純利益150円27銭という数字から、配当性向としては、約18パーセントになっております。配当性向も非常に意識した数字だと我々は考えて、発表させていただいております。
次期中期経営計画では、ステークホルダーのみなさまとの関係深化と還元強化を計画していこうと考えております。取り組み開始の一環として、今回、当中期経営計画でも株主還元方針を一定程度反映させたいと考えまして、前倒しで実行し、発表させていただいております。
我々は、『SiLK VISION 2024』開始当初も、「SiLK Investment Policy」という方針に基づいて、事業の集中と選択を行いました。
その結果として、『SiLK VISION 2024』では、これまで利益剰余金もきっちりと積み上げることができてきました。それにつきまして、現状の進捗状況を踏まえて、財務基盤につきましても比較的安定性のめどが立ったと見据えて、今回の発表をさせていただいている状況でございます。
今後の次期中期経営計画の『SiLK VISION 2027 pre 1』につきましては、石田CEOから詳しくご説明させていただきます。そちらの動画も併せて公表させていただいておりますので、ご視聴いただければ、よりご理解いただけると思っております。
以上をもちまして、2024年第2四半期の決算発表の説明資料につきまして報告させていただきました。最後までご視聴いただきまして、ありがとうございました。
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