亀戸駅北口駅ビルの商業施設「アトレ亀戸」、2024年秋に増床オープンへ

2023年12月2日 20:11

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アトレ亀戸の増床イメージ(アトレ発表資料より)

アトレ亀戸の増床イメージ(アトレ発表資料より)[写真拡大]

 JR東日本、東武鉄道の亀戸駅北口駅ビルにある商業施設「アトレ亀戸」(東京都江東区亀戸)が新しいビルを建てて増床し、2024年秋にリニューアルする。施設を運営するJR東日本グループのアトレが明らかにしたもので、駅や路線バス利用者の利便性を向上させ、これまで以上ににぎわう北口を目指す。

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 新しいビルを建てて増床するのは、亀戸駅北口バスロータリー側にあった商業ビル「LIV亀戸」の跡地で、新ビルは鉄骨8階建て延べ約2,900平方メートル。これにより、アトレ亀戸全体の延べ床面積は、現在の約3万3,000平方メートルから約3万6,000平方メートルに広がる。

 新たに出店する店舗名は公表されていないが、アトレは飲食店、軽食店、サービス店を中心に誘致する方針。7、8階にはクリニックモールが入るもようで、すでに従業員の募集が始まっている。既存館もリニューアルし、一部店舗を入れ替える。アトレ亀戸の大規模増床は開業後初めて。

 アトレ亀戸は1978年に開業した亀戸エルナードが前身。2006年に現在の名称に変更した。地下1階、地上8階建て延べ約3万3,000平方メートル。「新・下町スタイル」をコンセプトに、都心のスタイリッシュなセンスと、街のカジュアルな雰囲気を併せ持つ商業施設として運営されてきた。このうち、売り場面積は約9,500平方メートルで、飲食、物販など約110店が入居している。

 既存館と新ビルの間は各階で接続し、一体で運営する。新ビルが面する亀戸駅北口バスロータリーは、都内最大規模となる1日当たり約2,300便の路線バスが発着する。アトレは増床により、駅の利用者だけでなく、路線バス利用者の利便性も向上するとみている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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