JR御茶ノ水駅に新商業施設「エキュートエディション御茶ノ水」、12月3日開業へ

2023年11月9日 15:50

印刷

商業施設が入る聖橋口駅舎の開業イメージ(JR東日本クロスステーション発表資料より)

商業施設が入る聖橋口駅舎の開業イメージ(JR東日本クロスステーション発表資料より)[写真拡大]

  • 「PLUSOUPLE(プラスプレ)」
  • エキュートエディション御茶ノ水MAP(JR御茶ノ水駅1階)

 JR東日本クロスステーションは、東京都千代田区のJR御茶ノ水駅(千代田区神田駿河台)で使用を始める新しい聖橋口駅舎内に12月3日、エキナカ商業施設の「エキュートエディション御茶ノ水」を第1期開業する。第1期で登場するのは3店舗だけだが、2024年度中に10店舗以上が追加出店し、本格的なエキナカ商業施設となる。

【こちらも】西日暮里駅前の再開発、商業と住宅の複合施設整備へ 東急不動産が参加

 JR御茶ノ水駅聖橋口駅舎は、鉄骨2階建て延べ約4,200平方メートル。駅施設などに使用され、エキュートエディション御茶ノ水の店舗は1階のコンコース階に入る。既にコンビニエンスストアの「ニューデイズ」が改札内の既存施設部分にオープンしているほか、聖橋口駅舎部分では改札内にそば・うどんの「いろり庵きらくそば」、改札外にベーカリーの「プラスプレ」が登場する。追加出店の店舗は公表されていない。

 エキュートエディション御茶ノ水の開発コンセプトは、「こころ、くらし、ととのう」。追加出店の店舗は公表されていないが、駅利用者らの利便性が増す店舗を集めることにしている。

 これまでの聖橋口は、駅前広場の機能が存在しなかった。そこで千代田区と連携して、新しく駅前広場の機能を持つスペースを確保し、工事を進めている。使用開始は2024年度中となる見通し。

 JR御茶ノ水駅は中央線と総武線の電車が乗り入れ、2022年度で1日平均約8万人が乗車する。神田川をはさんで北側に東京メトロの御茶ノ水駅(文京区湯島)があり、丸ノ内線が乗り入れて2022年度で1日平均約4万8,000人の乗降客がいる。駅周辺は明治大、日本大、東京医科歯科大、順天堂大など大学が多く、日本の「カルチエ・ラタン」と呼ばれる学生街になっている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事