大和リース、「フレスポ三次プラザ」を11月16日開業へ 「CCプラザ」跡に

2023年10月30日 16:10

印刷

フレスポ三次プラザの開業イメージ(大和リース発表資料より)

フレスポ三次プラザの開業イメージ(大和リース発表資料より)[写真拡大]

  • フレスポ三次プラザの位置

 大和ハウスグループの大和リースは、広島県三次市にあった商業施設「CCプラザ」跡(三次市十日市中)に、商業施設「フレスポ三次プラザ」を11月16日に開業する。広島県の中山間地初となる生活雑貨の「無印良品」など14店が登場し、市中心部のにぎわい向上が期待されている。

【こちらも】広島のゆめタウン五日市、建て替えで「ゆめモール五日市」に 2024年から順次開業へ

 開業場所はJR三次駅近くの国道183号沿い。2022年に閉店したCCプラザの跡地約1.8ヘクタールに鉄骨2階建て延べ約7,400平方メートルの施設が整備された。約240台分の駐車場と約90台分の駐輪場を備える。

 出店するテナントは無印良品のほか、スーパーの「フレスタ」、ラーメンの「我馬」、CCプラザからの移転店舗など計14店。開業日は午前9時半から関係者がテープカットをしたあと、テナントが午前10時、一斉に開店する。

 CCプラザは1972年、広島県北部で初めての大型ショッピングセンター「みよしプラザ」として開業した。1988年にCCプラザへ改称。売り場面積約8,800平方メートルに、総合スーパーの「マルショク」を核店舗とする約40店以上のテナントが入居し、市内を代表する商業拠点として住民に親しまれてきた。しかし、施設の老朽化で閉館し、CCプラザを運営していた協同組合三次ショッピングセンターと大和リースが再開発した。

 三次市は広島県北部の中心都市。終戦直後の1947年には約9万6,000人が暮らしていたが、過疎の進行によって2023年10月1日現在で約4万9,000人まで減少した。市内にはショッピングセンターの「サングリーン」のほか、三次駅周辺にドラッグストアや飲食店が集まっているが、人口減少で市中心部の活気が失われて久しい。三次市はサングリーンと並ぶ新たな商業の核の登場で、地域のにぎわいが増すことを期待している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事