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ドコモがマネックス証券を子会社化、証券業に参入へ
NTTドコモは4日、マネックスグループおよび同グループ子会社であるマネックス証券と、資本業務提携契約を締結したと発表した。提携は2024年1月4日に実施予定で、提携により、NTTドコモがマネックスグループやマネックス証券と提携することで投資分野に参入し、金融・決済分野を強化し、資産形成サービスを提供することを目的としているという(NTTドコモ、マイナビニュース、ケータイ Watch、ITmedia)。
ドコモ保有の9600万の会員データとマネックス証券のデータを、ユーザーの同意があった範囲で掛け合わせ、ニーズに応じた商品提案も図っていくという。今後、実施を検討している取り組みには以下の5項目が挙げられている。
1. 手軽で簡単な資産形成サービスの提供:「d払い」アプリを通じて、投資が初めての顧客にも使いやすいUIを提供し、資産形成をサポートする
2. 両社のデータによる顧客への商品提案:NTTドコモの会員データとマネックス証券のデータを統合し、顧客のニーズに合った商品提案を行う
3. ドコモショップなどを通じた投資情報/金融情報の提供:セミナーやオウンドメディアを通じて投資情報と金融教育コンテンツを提供し、利用者の投資知識・金融リテラシーを向上させる
4. AIによる顧客サポート:AIを活用して投資に関する質問に対するサポートを提供
5. STO等の次世代金融商品の取り扱い:変化する顧客ニーズに合わせて新しい金融商品の開発・販売を実施
提携に関しては、マネックス証券は中間持株会社を設立し、その中で自社株式を保有。中間持株会社の議決権所有割合はマネックスグループが約51%、NTTドコモが約49%となり、両社は共同でマネックス証券の運営に参加するとしている。
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