リコーリース、FIT非化石証書の代理購入サービスを開始

2023年8月27日 15:23

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サービスの概要(画像: リコーリースの発表資料より)

サービスの概要(画像: リコーリースの発表資料より)[写真拡大]

 リコーリース(東京都千代田区)は23日、FIT非化石証書の代理購入サービスを開始した。企業の間で、CO2排出量削減のために再生可能エネルギー由来の電気需要が高まっている。直接調達が難しい場合に、FIT非化石証書を活用すれば、使用電力を実質的に再生可能エネルギーにでき、企業の脱炭素経営を支援する。

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 サービスでは、リコーリースが企業に代わって、トラッキング付きのFIT非化石証書を入手。証明書は、CO2排出量の少ない再生可能エネルギーを使って、電気をつくったと示すもの。太陽光や風力で発電した場合、日本卸電力取引所(JEPX)が発行する。

 トラッキングは通常、発電所を指定せずに申請するのが一般的だが、発電所の属性にもこだわりがある場合、リコーリースの保有するFIT太陽方発電所を指定することも可能。

 非化石取引市場に参入して直接調達すると、業務負担やコストが増えるが、代理購入サービスを利用すればそれらを軽減できる。またスピーディに脱炭素化を実現できるメリットもある。

 リコーリースはすでに、電気設備事業や太陽光発電システムの設計施工などを行うエネテクに向けて、同証明書の代理購入を行った実績がある。リコーリースはFIT太陽光発電所を400サイト以上保有している。2022年度は電気使用分を再生可能エネルギー100%にすることが可能になった。

 4月には、自社太陽光発電所のトラッキング付きFIT非化石証明書を取得し、自社オフィスの脱炭素に活用した。これらのリソースと知見を活かして、企業の脱炭素経営の推進支援も行うことにした。

 CO2排出量の多い「特定排出者」は、排出量を国に報告することが義務付けられている。また2021年10月に「2050年カーボンニュートラルに関わるグリーン成長戦略」が閣議決定され、2030年までに、2013年比で全体のCO2排出量を46%削減する目標が掲げられている。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る

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