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スーパーのオークワ、オフサイトPPAで再エネ電力調達 東海の6店舗で
オークワが調達する電力を生産している長野県の太陽光発電設備(オークワの発表資料より)[写真拡大]
和歌山県を地盤に近畿、東海地方で店舗展開するスーパーのオークワは、敷地外の発電施設から電力系統を通じて電気を購入するオフサイトPPAサービスを活用し、中部電力ミライズから太陽光発電由来の電力調達を始めた。愛知、三重、岐阜3県の6店舗で順次活用に入る。
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調達する電力は、長野県内の物流施設の屋根に設置された太陽光発電施設(パネル出力約2,300キロワット)で生産される。中部電力ミライズは年間の調達電力量を約210万キロワット時と想定している。
この電力を使用する店舗は、スーパーセンターオークワの「幸田店」(愛知県幸田町)、「サウス亀山店」(三重県亀山市)、「みえ朝日インター店」(同朝日町)、「可児御嵩インター店」(岐阜県可児市)、「可児坂戸店」(同)、「美濃インター店」(岐阜県美濃市)。
オークワは戦前の1938年、三重県熊野市で呉服反物の委託販売を始めたのが前身。戦後、スーパー事業に転じ、1959年に和歌山県新宮市で新宮店を開設したのを皮切りに、三重県や大阪府など近畿、東海地方の8府県に店舗網を広げ、現在は約150店を運営している。
2022年から中部電力グループのシーエナジーと契約し、敷地内の屋上などに発電事業者が設置した太陽光発電設備から電気を購入する、オンサイトPPAサービスを導入した。現在、8店の屋上に太陽光発電設備が設置され、年間約430万キロワット時の電力が生まれている。
この8店は同時に中部電力ミライズのCO2フリー電力を購入して、消費電力の50%を再生可能エネルギー由来に切り替えている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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