デンソーテン、「ECLIPSE」のカーナビLSシリーズから23年モデル発売

　デンソーテンは24日、「ECLIPSE（イクリプス）」ブランドのエントリーモデルカーナビ「LSシリーズ」の2023年モデルを、4月中旬より発売すると発表した。発売されるモデルは、ワイドサイズモデルの「AVN-LS03W」と通常サイズの「AVN-LS03」の2機種。価格はオープン。

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■AVN-LS03W、AVN-LS03

　今回発売される2機種は、ナビ起動速度を高速化。操作性や地上デジタル放送の画質を向上、ルート線も見やすくしている。

　ナビ起動速度は、従来のLSシリーズのAVN-LS01W/01、AVN-LS02W/02と比べ2倍ほど速くなっている。クアッドコアCPUを搭載したことで、処理性能が向上。ナビの高速起動により、カメラもすぐに表示できるため、後方確認などをよりスムーズに行える。

　操作性の向上にもCPUの高性能化が貢献。動画を見ながらナビの操作や、表示画面の切り替えなど高負荷な処理も迅速に対応。フリック操作など、スマホと同じ操作にも対応している。

　地上デジタル放送の画質向上は、チューナーの性能が向上したことによるものだ。地デジは地域が変わると放送局や中継局が変わるため、車両が地方などに行けば同じ番組が見られなくなることもあるが、系列局サーチも搭載したことで、エリアをまたいだ視聴も可能となった。

　ディスプレイはアンチエイリアス対応したことで、ルート線が見やすくなった。アンチエイリアスとは斜めの線やカーブを描いた線にギザギザができた部分を目立たなくする手法だ。

　その他、6ルート検索、方面看板表示、案内予定交差点よりも早い段階でのコーション音と音声を使ったジャスト案内などの機能を搭載。3Dハイブリッドセンサーを用いた高い自車位置精度も実現した。（記事：キーパー・記事一覧を見る）