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外国人持ち株比率急増&PBR1倍回復間近: スミダコーポとはこんな会社
スミダコーポレーション(東証プライム。以下、スミダコーポ)。コイル専業。具体的には「車載市場」「スマホも含む家電市場」「太陽光発電関連や医療関連機器のインダストリー市場」向け。海外の売上高が約86%と、世界的にも存在感を示している。
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2020年10月期はコロナ禍に晒され、「11%減収、20%営業減益、48%最終減益、15円減配9円配」と沈んだ。が、21年10月以降の収益動向には、目を見張らされる。「24.3%増収、87.8%営業増益、87.8%最終増益、221.2%最終増益、19円増配28円配」⇒「32.1%増収、53.8%営業増益、91.7%最終増益、15円増配47円配」と文字通り盛り返し、再び高い下駄を履くことになった今12月期も「3.9%増収(1440億円)、5.0%営業増益(86億円)、微増(51億円:過去最高値更新)」と順調計画で立ち上がった。
収益力が前提ではあるが、スミダコーポを調べていてとりわけ以下の3点に魅力を覚えた。
★外国人持ち株比率: 前期末24.0%。22年6月末の18.5%から5.5ポイント増加している。前期決算の資料から「ウム」と納得させられた。セグメント情報に、こうある。
<アジア・パシフィック事業: 車載・スマフォ関連・インダストリー市場向けが堅調に推移。前年度末比38.2%増収(947億1000万円)、増収効果等でセグメント利益は37.9%(63億5000万円)となった。
EV/xEV市場は2050年以降本格化とされている。そうした分野でもスミダコーポは不可欠な存在。外国人持ち株比率が高まるのも頷ける。 ★PBR1倍復活目前: 本稿作成時点で0.92倍。BPS(1株当たり純資産)が着実に増加している。2018年12月期末で1261.44円だったものが前期末では1722.08円と4年間で37%方増えている。 ★株式市場(投資家)の好評価: 過去10年間保有していると、調整済みベースで3.2倍強のパフォーマンスを残している。 電子部品分野への注力が続いている。投資対象としての魅力を覚える。時価は1500円台終盤。予想税引き後配当利回り2.4%。如何か。(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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