VW、新型「ID.3」を世界初公開

2023年3月6日 15:44

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新型ID.3(画像: フォルクスワーゲンUK発表資料より)

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  • インテリア(画像: フォルクスワーゲンUK発表資料より)
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 フォルクスワーゲンは1日、EVモデル「ID.3」の改良新型を欧州で世界初公開した。今回の改良では、エクステリアやインテリアの素材品質、EVシステムなどを見直している。

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 ID.3はフォルクスワーゲンのコンパクトEV。「ID.」シリーズの第1弾モデルとして、2020年7月に欧州で発売。今回は初の改良新型となり、ビジュアルや居住性などが見直された。日本市場では「ID.4」が発売されているため、最新型ID.3の国内導入の可能性も考えられる。

 改良版で特筆すべきなのは、各種装備の変化だ。エクステリアは、全体的にシャープかつスポーティに変わった。フロントバンパーは冷却性能追求のために、開口部を改良している。フロントドアと下の黒いストリップはなくなり、ボンネットを長く見せた形だ。

 エクステリアの改良で、安定性の高まりにも注目したい。そのポイントはエアカーテンだ。これが前輪周辺の気流を安定させ、空力特性につなげる。ID.3はビジュアルの洗練だけでなく、走りやすく変わった印象だ。

 インテリアは上質さを極めつつ、サステナブルを追い求めたように見える。シートカバーとドアトリムには「アートベロアーズ・エコ」というマイクロファイバーを採用。こちらにはリサイクル素材が71%入っている。環境にやさしく、見た目や手触りにも期待だ。

 さらにドライバーディスプレイは5.3インチとコンパクトにまとまり、マルチファンクションステアリングホイールでの操作が可能。ダッシュボード中央には電話やナビゲーション、アシストなど複数の機能が備わった。インテリアでは、居住性と使い勝手の向上がうかがえる

 またEV特有のシステムとして「エレクトリック・ビークル・ルート・プランナー」の標準搭載に注目したい。交通情報や渋滞予測、バッテリー充電量などから目的地までの最適ルート計算。長距離運転ではドライバーに最適な充電ポイントを提案する。また充電でも自動認証機能をともなった「プラグ&チャージ」があり、EVの有効活用に役立つ。

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