Intel、第1四半期は赤字に PCとデータセンター部門で苦戦

2023年1月30日 16:47

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記事提供元:スラド

米Intelは26日、2022年第1四半期決算を発表した。売上高は前年同期比32%減の140億4200万ドル(約1兆8300億円)、最終損益が6億6400万ドルの赤字になったという。パソコン市場の低迷やデータセンター向けの売り上げが減速していることが原因としている(ロイターBloomberg日経新聞)。

コロナ禍の影響でリモートワーク対応のため20〜21年にPCを買い替えた人が多く、最近はPC買い換えの需要が一巡している。この結果、PC向けのCPUなどを販売する「クライアントコンピューティング」部門では36%減の66億2500万ドルになったとしている。サーバー向けの半導体が主力の「データセンター・AI」部門でも33%減の43億400万ドルになったという。データセンターに対する投資が停滞したことだけでなく競争も激しくなった。パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は、こちらに関してはAMDに勢いがあり、データセンター市場でシェアを失いつつあることを実質的に認めているという。 

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