マリンピア神戸、建て替えへ 2023年2月に解体着工 24年度に再開業

2022年12月26日 17:31

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新施設の外観イメージ(三井不動産発表資料より)

新施設の外観イメージ(三井不動産発表資料より)[写真拡大]

 三井不動産は神戸市の商業施設三井アウトレットパークマリンピア神戸(垂水区海岸通り)の解体工事に2023年2月に着手し、2024年度中の再オープンを目指すことを明らかにした。建て替えで施設面積をほぼ倍増し、ファッションや生活雑貨など出店するブランドを充実させる。現施設での営業は1月15日までで、閉館セールを開催している。

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 新施設は現施設の跡地に隣接地を加えた約9万9,000平方メートルの敷地に鉄骨2階建てなどの施設を建設する。延べ床面積は約7万4,000平方メートル。現施設から規模を大幅にスケールアップする。出店する店舗名は公表されていないが、国内外のファッションブランドやセレクトショップ、キッズ、スポーツ&アウトドア、生活雑貨などの店舗を充実させる計画。

 神戸市は施設西側の隣接地に2025年の大阪・関西万博までにレジャー施設を整備する方針。優先交渉権者に三井不動産を代表とする共同事業体を選んでおり、新施設は隣接地と一体で建て替えることにより、買い物客が滞在を楽しめる施設とする。

 マリンピア神戸は明石海峡大橋近くの埋め立て造成地で1999年、「マリンピア神戸ポルトバザール」として開業した。現在は駐車場を含む敷地面積約7万8,400平方メートルに鉄骨2階建て(一部3階建て)の商業施設が5棟並ぶ。延べ床面積約3万6,100平方メートル、うち売り場面積が約2万2,800平方メートルで、物販、飲食など約130店が出店している。

 陽気な南欧の港町をイメージし、異国情緒が漂う施設は明石海峡大橋と明石海峡を間近に望める絶好のロケーション。神戸市西部のランドマークにもなり、買い物だけでなく、若者のデートスポットとしても人気を集めている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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