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Western Digital、フラッシュメモリ事業の分社化を検討
Western Digital は 7 日、同社のフラッシュメモリ事業と HDD 事業を分離する戦略代替案を検討していると発表した(ニュースリリース、The Register の記事)。
Western Digital は 2015 年に SanDisk を買収してフラッシュメモリ事業に参入。SanDisk はキオクシアとの合弁事業でフラッシュメモリを製造している。しかし、フラッシュメモリを自社製造することなくストレージデバイスに専念する Seagate が HDD 市場 1 位、HDD 事業を売却してフラッシュメモリに専念する Samsung がフラッシュメモリ市場 1 位となっており、HDD 市場 3 位の東芝もフラッシュメモリ事業を投資家グループ (現キオクシア) に売却している。その結果、唯一両事業を手掛けるのは Western Digital のみとなるが、両市場でシェアを減らしている。
そのため、Western Digital に 10 億ドルを投資している Elliott Investment Management は 5 月、フラッシュメモリ事業を分社化して価値を高めることを提案した。Elliott は分社化により Western Digital の株価が 2023 年末までに現在のおよそ 2 倍となる 1 株当たり 100 ドル以上に到達すると予測し、フラッシュメモリ事業に対する 10 億ドルの追加投資も提案していた。Western Digital の取締役会は Elliott の追加投資提案も含めて検討しており、Elliott との慣習的な秘密保持契約とレター形式の契約書に署名したとのことだ。
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