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大宮駅西口第3地区再開発、本組合が始動 店舗、住宅、オフィスの複合ビル建設へ
大宮駅西口第3-A・D地区再開発の完成イメージ(東京建物など発表資料より)[写真拡大]
さいたま市の大宮駅西口第3地区で計画されている第3-A・D地区第一種市街地再開発事業(大宮区桜木町)で、再開発組合がさいたま市から設立を認可され、設立総会を経て本格的にスタートした。組合員として参加する東京建物、中央日本土地建物、大和ハウス工業が明らかにしたもので、店舗、分譲マンション、オフィスの複合施設を2024年ごろに着工し、2027年ごろの完成を目指す。
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再開発予定地は大宮駅から徒歩5分以内に位置する広さ約9,500平方メートル。鉄筋コンクリート一部鉄骨地下2階、地上27階建て延べ約8万5,000平方メートルの高層ビルを建て、店舗や分譲マンション、オフィスを入れる。建物の高さは約100メートルで、地域のランドマークにする狙いもある。
施設は住宅棟と業務棟に分かれ、低層階は「まちなかガレリア」と銘打つ通り抜け可能な商業施設とする。高層階は住宅棟が分譲マンション、業務棟がオフィスになる。「まちなかプレイス」と称すイベントスペースも設ける。同時に道路の拡幅や五差路の交差点解消などを進め、交通環境の改善、良好な歩行空間の形成を目指す。
大宮駅西口第3地区は大宮駅前という好立地にもかかわらず、狭い道路の周囲に低層の建築物が密集していた。これを拠点駅の駅前にふさわしい姿に変えようと、地元の有志が2007年、まちづくり勉強会を開始。2013年に準備組合を設立、2018年に都市計画が決定されている。
AブロックからEブロックまで5つに地区を分けて再開発計画を練ってきたが、今回の複合施設建設はA、D両地区が合同して進める。ひと足早く事業が進んでいるB地区は、商業施設と共同住宅の複合開発が2024年夏ごろの完成を目指して進んでいる。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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