aidea、新型4輪EVバイク「AA-i」発表 安定性と手軽さを両立

2021年12月5日 15:43

印刷

AA-i(aideaの発表資料より)

AA-i(aideaの発表資料より)[写真拡大]

  • 大型スクリーン&ルーフ(aideaの発表資料より)
  • 左右独立懸架サスペンション(aideaの発表資料より)
  • インホイールモーター(aideaの発表資料より)
  • 駐車スペースでのサイズ例(aideaの発表資料より)

 ZEV(ゼロエミッションビークル)の開発、販売を手掛けるaideaは4日、東京国際フォーラムにて開催中の「EVバイクコレクション in TOKYO 2021」において、超小型4輪EV「AA-i(エーエーアイ)」を世界初公開した。発売時期は未定。

【こちらも】マクドナルド、aideaの電動バイク「 AAカーゴ」をデリバリー用に本格導入へ

■AA-i 概要

 AA-iは、これまでの電動3輪バイクではなく、4輪モデルとなった。aideaの「AAカーゴ」のコンセプトを発展させたモデルで、4輪車の安心感と2輪車のような手軽さ特徴とする。

 「AA-i」の分類はミニカーで、普通運転免許で乗ることができる。透明で大型のスクリーン&ルーフや、LEDヘッドライト、液晶メーターを備えており、「AAカーゴ」の特徴を受け継いでいる。リアのライトも乗用車に近いアイコニックなデザインとなっており、見るだけでaideaの製品と分かる。

 4輪車の特徴は、走行時やコーナリング時の安定性だ。足回りにはサスペンションの中でも高性能な左右独立懸架サスペンションをフロントとリアに採用。舗装されていない悪路や、地面のつなぎ目の段差でも、サスペンションがショックアブソーバーを介して独立して上下するため、安心して運転できる。

 コンパクトなインホイールモーターをリアに採用することで、駆動力を向上。部品点数の削減やパワーロスの軽減にも貢献している。

 車両サイズは全長2,020mm、全幅700mm、全高1,700mmと、軽自動車の半分以下だ。小型乗用車の駐車スペースであれば、4台駐車可能。電池には7.7kWh大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、出力は0.6kWほど。1充電あたりの走行可能距離は73km~123km(30~60km/h定地走行時)。リチウムイオンバッテリーは非常時に2人世帯の一般家庭約1日分の電力供給が可能だ。

■aideaとは

 aideaは、2019年創業のモビリティブランド。イタリアのローマにデザインセンターを持ち、そのデザインから誕生したモビリティは神奈川県相模原市の自社工場で生産されている。

 aidea初の製品である電動3輪バイク「AAカーゴ」は、日本マクドナルドで採用され、マックデリバリーで活躍。日本郵便、DHLジャパンなど大手運送企業にも採用されており、日本経済新聞社が主催した「2020年日経優秀製品・サービス賞」では、最優秀賞を受賞している。(記事:キーパー・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事