イオンモール、名古屋で整備中の複合施設を「Nagoya Noritake Garden」と命名

2021年7月7日 16:29

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イオンモールナゴヤノリタケガーデンの開業イメージ(イオンモール発表資料より)

イオンモールナゴヤノリタケガーデンの開業イメージ(イオンモール発表資料より)[写真拡大]

 イオンモールは、名古屋市西区則武新町で開発している新しい複合施設の名称を「イオンモール Nagoya Noritake Garden(ナゴヤノリタケガーデン)」に決めた。名古屋市が進める名古屋駅周辺まちづくり構想に位置づけられており、イオンモールとしては初めてとなる、商業施設とオフィスの複合施設として秋にオープンする予定だ。

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 施設は鉄骨6階建て延べ約14万平方メートル。低層階に商業施設、上層階にオフィスが入る予定で、総賃貸面積は商業施設が約3万7,000平方メートル、オフィスが約2万2,000平方メートル。隣接するノリタケの森と一体化した自然を感じられる中、「自然と自然になれる場所」という施設コンセプトも明らかにしている。

 2、3階には緑を身近に感じられるテラス席を設ける。2階は木々に囲まれたカフェ、3階は開放的な空を楽しめるフードコート席になる。3階には15分単位で使用できるコワーキングスペース「ベーシックポイント」が東海初出店するほか、モール内のレストランにモバイルオーダーシステムを導入し、忙しいビジネスマンがレジに並ばずに食事できるようにする。

 ナゴヤノリタケガーデンは、JR名古屋駅から徒歩12分、市営地下鉄亀島駅から徒歩6分、名鉄栄生駅から徒歩10分の位置にあり、陶器メーカー「ノリタケカンパニーリミテド」本社工場跡に整備されている。

 名古屋市はリニア中央新幹線の開業に向け、中心部の再開発が続いている。建設場所は名古屋市中心部に位置しながら、緑の多い場所であるため、自然、商業施設、オフィスが一体化した新たな地域のランドマークとして期待されている。

 イオングループはこれまで郊外型ショッピングセンターを中心に事業展開してきたが、初めてオフィスと一体になった複合施設を開発することにより、働く場所のインフラを担うことも目指していく。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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