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日本調剤、横浜のファミマ店舗で処方薬受け取り実験 コロナ感染対策で
実証実験のイメージ(日本調剤発表資料より)[写真拡大]
保険調剤薬局チェーンの日本調剤は、コンビニエンスストア大手のファミリーマートと連携し、横浜市西区みなとみらいの横浜アイマークプレイス店など横浜市内のファミマ3店舗で、7月5日より処方薬受け取りの実証実験を始める。コロナ禍でも感染を心配しないで済む非接触の処方薬受け取りを実現することが狙いで、調剤薬局営業時間外の受け取りニーズや待ち時間短縮を検証する。
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実証実験では、日本調剤MMセンター薬局、MMパーク薬局が服薬指導した処方薬をファミマの横浜アイマークプレイス店(いずれも横浜市西区みなとみらい)で、日本調剤大口薬局(横浜市神奈川区入江)の処方薬をファミマ横浜神之木町店(横浜市神奈川区神之木町)で、日本調剤慶應日吉薬局(横浜市港北区日吉)の処方薬をファミマ蓑輪町一丁目店(横浜市港北区箕輪町)で受け取る。
患者が医療施設でもらった処方せんを日本調剤の調剤薬局に提出したあと、日本調剤の職員が近隣のファミマ店舗に設置された認証機能付き受け取りボックスに処方薬を入れ、患者が受け取る仕組み。調剤が済むのを待つ必要がなく、調剤薬局の時間外でも非接触で受け取りが可能。コロナ禍の特例として認められたオンライン服薬指導にも対応する。
ファミマの認証機能付き受け取りボックスは名称が「キーステーション」。もともとは民泊施設など不動産をリモート管理するために開発され、鍵の受け渡し用として本人確認の機能を持っている。実証実験ではこの機能を利用し、間違いなく本人に処方薬を届ける。
新型コロナウイルスの感染防止には、不必要な人と人の接触をできるだけ避けることが求められている。日本調剤はこれまで、バイク便での処方薬配達や調剤薬局内に設置した宅配ロッカー活用などの取り組みを展開してきたが、24時間営業のコンビニと連携することで、より幅広い層の利用を期待している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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